ラムの映画&本ライフ

ラムの趣味である映画と本のレビューです。★5で満点、10通りに評価しています。
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新・三銃士 ダルタニャンとミラディ   ★★★




藤本ひとみ/講談社


(STORY)
1625年。まだ三銃士に出会う前のダルタニャンは、決闘を挑んだ。それを見つめるミラディ。
やがて二人は、フランスを揺るがす陰謀を巡り、敵対することとなる。


(REVIEW)
新三銃士と聞いて思い浮かべるのは、数年前の爆笑問題の人形劇。
「三銃士」と聞くだけでも胸が躍り出す。
フランス通の藤本女史が描く三銃士はどんなものかと読む前からワクワクしました。

「少年編」と「青年編」の2部構成で別れている藤本女史版は
悪女ミレディ・・もといミラディの視点で描かれています。
(ダルタニアンはダルタニャンだし・・まあいいか^^)

藤本女史のキレのいい文章とテンポのよさ、
話の入りやすさ(話がわかっているかもしれないけど)で、
サクサクと読めるし、原作同様ワクワク感もあります。
悪女を主人公にするのは、いかにも藤本女史らしいというか^^
別な視点から読む面白さがあります。

ただ、本家本元のデュマの「三銃士」の印象が強い私としては、
原作通りに話は進んでいるので完全なパラレルワールドとは思えず、
ここからはネタバレになるので、隠れます。

悪女のミレディ・・失礼ミラディは実は繊細な女?
コンスタンスはしたたかな女?
今までのイメージが覆されたようで、目がクラクラしましたわ。

で、ミレディは処刑されて死ぬはずが、
なんと生きていた?で、ダルタニャンとハッピーエンド?
ええ???私的、アニメの影響も受けている私はダルタニャンとコンスタンスのイメージが強いですけど。

女性たちの活躍せいか、三銃士たちの魅力がイマイチ。
三銃士たちを藤本流いい男に描いてほしかったなーー;

もうひとつの三銃士として読むには面白いかもしれないけど、
従来のファンにはオススメ出来ないかもーー;

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三銃士 ★★★★

2017年4月DVD鑑賞



2016年韓国ドラマ 全12話
(出演)
パク・ダルヒャン・・・ジョン・ヨンファ
昭顕世子(ソヒョンセジャ)・・・:イ・ジヌク
ホ・スンポ:・・・・・・・ヤン・ドングン
アン・ミンソ・・・・・・:チョン・へイン

(STORY)
使節団として清を訪問中のパク・ジウォンは、紫禁城で「パク・ダルヒャンの回顧録」を見つけた。
時はさかのぼること、100年前。朝鮮王朝第16代仁祖の頃。
江原道に住むパク・ダルヒャンは、武科の試験を受けに都にやってきた。
試験の前日、合格者候補の襲撃犯人を追ったダルヒャンの前に三銃士と名乗る3人組と遭遇する。


(REVIEW)
アレクサンドル・デュマの「三銃士」を朝鮮王国の韓国を舞台にしたドラマ。

ダルタニアンに当たるはダルヒャン
三銃士のアトスは昭顕世子(ソヒョンセジャ)
ポルトスはスンポ
アラミスはミンソ
ダルタニャンが惹かれるコンスタンスは世子嬪(セジャビン):のユンソ
ミレディはミリョン、又はヒョンソン
リシュリューはキム・ジャジョム

原作同様、痛快なアクション、熱い友情を繰り広げていますが、
韓国らしいなと思うのは、ラブロマンスで盛り上げているところでしょうか。

世子嬪(セジャビン):のユンソは、ダルヒャンの初恋相手であり、お互い結婚の約束をしていた。
ダルヒャンはユンソとの約束を果たそうと、武科の試験を受けに都にやってきた。
昭顕世子もユンソと結婚する前は、ミリョンと惹かれ合っていたが、彼女は自殺してしまう。
しかし、死んだはずのミリョンが目の前に現れた。”

偶然が重なり合いますな^^と、つっこみたくなるものの、それは置いといて、男女が複雑に絡み合います。

正直前半は見せ場がなく、このまま時代劇コメディとして終わるのかと思いきや、
後半は見せ場がすごい。特にミリョンのこと、ヒョンソンの悪女ぶり。
世子の愛なのか、世子嬪の座の執着なのか、すさまじき執念。
主役はダルヒャンなのに、世子とヒョンソンに押され気味ーー;
でも、ダルヒャンを演じたジョン・ヨンファは可愛い^^目の保養にバッチリ🎵

ここからはネタバレがありますので隠れます↓

世子嬪が矢に刺された時、原作同様死ぬかと思ったら、生きていたのね。
ヒョンソンの最期があっけない。
これが最期とは思えないような。
ヒョンソンの最期ばかりでなく、最終話そのものがすごい勢いで話が進んだというか。
前半のゆったりとした展開は何?と思いたいけど、
シリーズ化を予定していたのが、視聴率が奮わなかったとか。
今後のシリーズ化の予定はないから、最終回は詰め放題???
なんかなという感じ。

史実によると、昭顕世子は人質解放後、2か月後に急死したとか。
もし、シリーズになれば、彼の死もあり???
彼は人質時代、西洋文化、人質救済活動を行っていたが、
父親、仁祖から心地よく思われず毒殺されたらしいとも??

人質として赴いた瀋陽での活躍、
昭顕世子(ソヒョンセジャ)の事件”を見たい気もしますが、
それは他のドラマのお楽しみかな^^;



弁護人  ★★★★☆

2017年5月6日DVD鑑賞


(2013年韓国映画)
監督・・・ヤン・ウソク
出演・・・ソン・ガンホ
     イム・シワン

STORY)
1980年代、韓国釜山。学歴のないが、様々な案件をかかえるソン(ソン・ガンホ)は売れっ子税務弁護士。
全国デビューを目前のある日、世話になったクッパ店の息子ジム(イム・シワン)が事件に巻き込まれ逮捕された。
店主キム・ヨンエ)と一緒に拘置所へ面会に行くと、信じがたい理不尽な扱いを受けていることを知り、弁護を引き受ける。


(REVIEW)
実際に起きた免罪事件を基に描いたヒューマンドラマです。

国家の名のもと、弱肉強食という理不尽さがあり、
決して勝ち取ることは出来ない裁判の出来レースに挑むだけでも無謀なのに、
順調だった仕事や家庭を犠牲にしてもあきらめずに戦い続け最後は勝ちとる。
その姿に心が揺さぶられ、感動しました。

主演のソン弁護士を演じるのは名優ソン・ガンホ。
彼が出演した作品全部鑑賞していませんが、
近年、「JAS」のような心を揺さぶられることはなかったです。
彼の演技悪いわけではないので、あくまでも作品の出来ですが^^;
しかし、本作は素晴らしかった。
特に人間味あふれるソン・ガンボの演技は。最後まで引き付けられました。

韓流ドラマ、映画といえば、現代は財閥、時代劇は宮廷が舞台で、
コンプレックスか?と思えるほど、お金持ちの設定ばかりで、アキアキしていたけど、
今回のような地に足をついたドラマはいい!
韓流ブーム前のような良作を生み出してほしい。
過激で華々しい世界は飽きました^^;

Category :

美女と野獣 ★★★★★

2017年5月1日劇場鑑賞


2017年 米国映画
監督・・・ビル・コンドン
出演・・・エマ・ワトソン
     ダン・スティーヴンス

(STORY)
美しい王子は呪いによって野獣に変えられてしまった。魔女が残したバラが散る前に、人を愛し、愛されなければ、永遠に人間に戻ることはできない。呪われた城の中でひっそり暮らしていた王子の元に、村娘ベルがやってきた。聡明で進歩的なベルと過ごしているうちに、殻に閉じこもっていた王子は変わっていく。果たして、奇跡は起こるのだろうか?


(REVIEW)
ディズニーの不朽の名作「美女と野獣」の実写版。
「美女と野獣」といえば、私の結婚式の時に楽曲を使用した思い入れのある映画です。
ただ、アニメから実写版というとハードルが低くなりやすく、私も期待半分でした。

蓋を開けてみると、「素晴らしい」の一言です。
映像といい、音楽といい、演出といい、クオリティーの高さにため息が出ました。
「シカゴ」「ドリームスガールズ」を手掛けたビル・コンドン監督の作品だけあります。
主役のベルを演じたエマ・ワトソンがいい。
野獣役のダン・スティーヴンス、ガストン役のルーク・エヴァンスなど、適材適所の配役で、 すべての人たちをうまく使っています。

読書好きで進歩的な考えを持つベルと、野獣の姿に変えられた王子は似たもの同士。
村で変わり者と言われたベルは、閉鎖的な社会では住みにくさを感じている
また呪いをかけられ、城に閉じこもった王子は、現代でいう引きこもり。
世間は外見で判断して、中身を見ようとはしない。
力自慢の、ガキ大将なガストンがボスになっている。
それは国境にかかわりもなく、また昔も今も同じです。

常に少数派の私は、ベルや野獣に感情移入しやすいです。
特に父親を心配したベルを野獣は村に帰したシーンはせつなかったです。
愛すればこそ、彼女を帰した。
もしかすると、返ってこないかもしれない。
裏切られるかもしれない。
事実、村人たちが襲ってきた。
その時の野獣の気持ちはどうだったでしょう。
彼を思うと胸が痛む思いがしました。

ラストはご存知のように奇跡が起こります。
ギリギリのところで、呪いが解けて、みな元の姿に戻るのです。
奇跡が起こたからこそ、感動も生まれる。
だからこそ、また観たい作品です。

サントラ盤が欲しいな^^

Category :

六龍が飛ぶ ★★★★

2016年12月~2017年3月 DVD鑑賞


2015年、韓国ドラマ TV放送全50話、DVD全65話
(出演)
イ・バンウォン・・・・・ユ・アイン
チョン・ドジュン・・・・キム・ミョンミン
プニ・・・・・・・・・・・・・シン・セジョン

(STORT)
高麗末期。バンウォンは、百戦百勝の将軍の父、イ・ソンゲ(チョン・ホジン)を尊敬し、父のようになりたいと思っていた。
初めて訪れた都で、父が権力者イ・インギョムに屈服する姿を見て愕然とする。
6年後、国を憂いていたバンウォンは、高麗を終わらせ、新しい国建設するというチョン・ドジュンの志に感銘を受ける。
朝鮮王国建国に携わった6人の勇者たちを描く。


(REVIEW)
歴史ドラマ「根の深い木」の前章としても話題になり、
善徳女王」と「根の深い木」の脚本、演出家が再びタッグを組んだスペクタクルドラマです。

従来の韓流ドラマは、正義と悪、白黒ははっきりしたドラマが多いですが、今回は誰もが正義であり、誰もが悪となる、グレーのようなドラマです。
単なる新しい国を建国したHERO物語ではありません。

王になりたいという夢を持つ、後の朝鮮王朝3代王・太宗のことバンウォン
バンウォンの師匠であり、朝鮮王国の立役者ドジョン
バンウォンと惹かれ合う、民の王のことプニ
愛する人を守れなかった過去から、高麗一の剣士となるイ・バンジ
バンウォンの護衛であり、後の第4代王・世宗の最側近をなるムヒュル
義を重んじる、朝鮮王国の初代王・太祖のことイ・ソンゲ
朝鮮王国建国の為に立ち上がった6人それぞれの視点から描いています。

最初はイ家一族や仲間たちが一致団結し、悪徳権力者を倒し、さあ、新しい治世かと思ったら、かつての仲間と意見が相違し、対立する。
その人を倒したかと思えば、また仲間同士が争うのことになる。
そうして上りつめ、権力を手にし、新たな国造りをするものの、団結していた一族がバラバラとなり、最終的には親子対立、師弟対立となってしまう。
そう、建国は序章にすぎなかったのです。

策士家ドジョンと、夢を追い求める男バンウォン。
かつて信頼していた師弟同士は、国を憂い、正義感にあふれていました。
次第に溝が深まってしまい、どちらかを倒さなければならなくなってしまいます。

ドジョンバンウォンのことをピダムだというセリフがありました
きゃーー、私反応してしまいましたわ^^
バンウォンピダムは野望の持ち主で政変を起こしたのは同じですが、前者は勝者で、信頼している仲間がいる。
後者は敗者で、孤高の男。
決定的に違うのは、バンウォンは策に溺れず、恋にも溺れなかったけど、ピダムは女にも策にも溺れてしまいました^^;

それは置いといて^^
政変が成功し、ドジョンを倒して終わりかと思ったら、最終的の敵は無名。
彼らはバンウォンの命を狙う。
さて、どうなるかと思ったら、ムヒュルは寸前のところで助けに来てくれるし、女剣士サグァンも登場!と、最後までサービス満点^^

キム・ミョンミン、ホン・インハンを演じたソン・ノミンも、演技派だけのことはあるし、ユ・アインも数々の賞を受賞するだけのことはありました。
最初は理想に燃えても、悪に染まっていく難しい演技をよくこなしました。
パンジはセクシーだったし、お茶目なムヒュルは笑顔がよかった。
一番忘れられないのは、キム・テミのお姉キャラ。
パク・ヒャックォンさん、双子の兄ソンミとのひとり二役ご苦労様でした。