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2020/07/07

祈りの幕が下りる時 ★★★★☆

2020年5月12日


2018年 日本映画
監督・・・福澤克維
出演・・・阿部寛
     松嶋奈々子

(STORY)
東京都葛飾区のアパートで女性の死体が発見された。
捜査線上で浮かんだのは女性演出家の浅井博美(松嶋奈々子)。
しかし、彼女にはアリバイがあり、捜査は進展しなかった。
事件を追う加賀恭一郎(阿部寛)は、捜査を進めるうちに
子供の頃別れた母とつながっていることを発見する。


(REVIEW)
加賀恭一郎シリーズ最終章。
シリーズの中でも、東野さんの作品の中でも好きな作品です。

「砂の器」のオマージュと言われているように
彷彿している箇所があります。
松嶋奈々子が演じている女性演出家が手掛けている劇を見ているかのように
親子との情愛に入り込み、まるで自分もそのキャストのひとりのように
観終わった後、ふと現実に戻ったくらいです。

他の加賀シリーズ同様、適材適所の配役だし、脚本もいい。
原作を壊すことない作品であることは嬉しい限りです。



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2020/06/26

眠りの森 ★★★★

2020年5月11日DVD鑑賞


2014年、TVドラマ
(CAST)
加賀恭一郎・・・阿部寛
浅岡未緒・・・・石原さとみ

(STORY)
警視庁捜査一課の刑事・加賀恭一郎は,
お見合いの相手とバレエ「白鳥の湖」を鑑賞していた。
その公演を主催する名門・高柳バレエ団の事務所で男性の死体が発見される。


(REVIEW)
加賀恭一郎シリーズ第三弾。
原作は昔読みましたが、
印象にありません。
良くもなく、悪くもなかったという、
レビューに書きにくい作品でした。

TVのスペシャル版で、14年に制作されていますが、
舞台は07年。
加賀さんのお父様もご存命です。

華やかなバレエを舞台に連続殺人事件が起こり、
逆転に次ぐ逆転の展開は東野さんらしい。
つっこみどころはあるけど、
犯人が途中からの人物ではないので、
その点は「麒麟の翼」よりは良いです。
他の作品同様、適材適所の配役で、
特に加賀さん@阿部さん、はまり役です。
魅力的に描かれているのがいいですね。

久しぶりに原作を読もうかな。
2020/06/08

麒麟の翼  ★★★★

2020年5月6日DVD鑑賞



2012年、日本映画
監督・・・土井裕泰
出演・・・阿部 寛
     溝端淳平
     新垣結衣


(STORY)
日本橋の麒麟の翼の像の下で男性の射殺体が発見された
容疑者が発見されたものの、事故に遭意識不明となった。
事件と担当する刑事・加賀恭一郎(阿部寛)は、
被害者の刺殺後の行動に疑問を持ち、捜査を進めていく。


(REVIEW)
阿部@加賀恭一郎シリーズの映画2作目。
原作は東野さんの作品の中では駄作、辛辣な感想でしたので
上演当時はスルーしていました。
が、映画「赤い指」の出来がよかったので、
本作はどんなものかと観た次第です。

話は、サスペンスの部分は肩透かしだし、
つっとみどころが多い内容だし、
心を揺さぶられるドラマではないので、そこはおいといて^^;
阿部さんをはじめ、適材適所の配役だし、
飽きなく最後まで見ることが出来ました。
特に阿部さんの加賀さんははまり役です。

原作を読破した当時、読はないだろうと思いましたが、
映画を観て考えなおしました。
昔は辛辣な感想でも、再読では新たな発見がありそうなので、
近いうちに再読します。


2020/06/05

赤い指 ★★★★☆

2020年5月3日DVD鑑賞


2011年日本映画
監督・・・土井裕泰
出演・・・阿部寛
     黒木メイサ
     溝端淳平

(出演)
帰宅すると家の様子がおかしかった。
息子が少女に手をかけたのだった。
息子の殺人を隠蔽するため、遺体を公園に遺棄し、変質者による殺人にみせかけた。
刑事・加賀恭一郎(阿部寛)は事件の真相を追っていくうちにある一家が捜査線上に浮かんだ。


(REVIEW)
原作は東野圭吾の「赤い指」↓
http://lumcinema.blog.fc2.com/blog-entry-184.html
原作のイメージを壊されたくなかったので長年スルーしていましたが、
予想とは違い、良い方向にはずれ、
ドラマの質も落ちてなかったです。

適材適所の配役で、テンポがよく、最後まで飽きることはありません。
配役の中では、犯人の父親役の杉本哲太が一番上手い。

犯人のアリバイを暴く展開は、
刑事コロンボか、はたまた古畑任三郎か。
原作同様、加賀さんの鋭いカンのよさ、洞察力は惚れ惚れしますし、
キャラに魅力があります。
サスペンスの一方で、加賀さんと父親のドラマがあり、
加賀さんの知られざる過去が垣間見れました。
それと同時に、事件の加害者の家族、被害者の家族の関係。
家族なのに見えてないもの、
理解してなかったもの、
現代における家族問題、介護の問題を浮き彫りにし、
見ごたえのある作品でした。


2020/05/22

三国志〜司馬懿 軍師連盟〜 ★★★★☆

2019年11月~2020年2月、DVD鑑賞


2018年中国ドラマ、全86話
(CAST)
司馬懿(仲達)・・・・・・ウー・ショウポー
春華・・・・・・・・リウ・タオ
曹操:・・・・・・・ユー・ハーウェイ
曹丕・・・・・・・・リー・チェン

(STORY)
司馬懿の妻・春華の難産を乗り切り、司馬家が喜びに包まれていたが、
曹操の暗殺計画を疑われた司馬懿の父が投獄されてしまう。
司馬懿の機転で難局を乗り切り、曹操から才能を認められ、
一度は拒否するものの、曹丕に仕えることになる。
その後、曹丕と曹植の後継者争い、蜀の諸葛孔明との戦い、
権力闘争の末、クーデターを起す。



(REVIEW)
三国志といえば、劉備玄徳、関羽、張飛、所轄公明、趙雲など
呉を舞台にした「三国志演義」に馴染みがあります。

主人公の司馬懿のこと仲達は、「三国志演義」においては
悪役であり、狡猾なイメージがあります。
でも、青年から始める仲達は、慎重で、本が好きな内向的で、
穏やかな性格の人。
気性が激しい奥さんには頭が上がらないし、
従僕の侯吉とはコミカルなやりとりをしているのも面白い。
そんな彼が諸葛孔明と何度も戦い抜き、後にクーデターを起して
魏を裏切るとは思えない。
しかし、曹操は、彼が知恵者であり、野心のある人物であると見抜いました。

一度は曹操に仕えることは拒否するものの、
司馬家の為、曹操の長男・曹丕に仕えることになる。
曹家の後継者争いに巻き込まれ、楊脩と争う。
曹操亡き後は、義の皇帝となった曹丕の元で政界の中心人物として腕を奮い、
二代目皇帝の曹叡の時代は、蜀の諸葛孔明と何度か勝負に挑む。
有名な孔明との戦いがクライマックスかと思ったらどっこい。
高年齢化した仲達は、曹爽との対立しクーデターを起し、
事実上の魏の実権を握る。
隙を見せない仲達は、病人のフリをしてまでして様子を伺い、
相手は70歳過ぎの老人に何ができると油断をする。
楊脩との争いや孔明の戦いもさすが知恵者と思ったけど、
曹爽との争い、クーデターが一番見ごたえがありました。
老け役に徹したウー・ショウポー の演技力も見事ですが、
それ以上に86話を飽きさせない脚本が素晴らしいです。
やはりドラマは脚本が命。
日本も見ごたえのある歴史ドラマを作ってもらいたいです。

ただ主役である以上、仲達が汚れ役に徹したのではなく、
次男である司馬昭がその役を買って出ました。
母に似て気性が激しく野心家である彼は
慎重型の兄・司馬師の影に隠れがち。
クーデターも直前まで知らされてなかったとか。
もし、彼の知恵が回らなかったら、司馬家は滅んだのも同然。
彼の息子である司馬炎が晋を作り、初代皇帝になるのは納得です。

曹爽の幼い子供まで処刑されたのはあまりにもかわいそうすぎ。
手を縛られて市中見まわしされた時、
電車ごっこと間違ってか、楽しそうにしているからなおさら。
目を背けたかったシーンもありましたが、最後は候吉との
やりとりが平和を感じて救われました。