ラムの映画&本ライフ

ラムの趣味である映画と本のレビューです。★5で満点、10通りに評価しています。
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和菓子のアン  ★★★

2016年5月4日読了

坂本 司/光文社

(STORY)
梅本杏子、18歳。通称アンちゃん、ぽっちゃり型の女の子。高校を卒業したものの、何をしたいという情熱もなく、デパ地下の和菓子屋でアルバイトを始めた。個性的な従業員やお客さんから教えられ、アンちゃんは和菓子の魅力にひかれていく。


(REVIEW)
「あん」を読んだせいか、和菓子のタイトルにひかれて読みました。
和菓子がテーマでも、話の内容は違う。
こちらは和菓子屋を舞台にした、
ほのぼのとした女の子の青春ストーリーです。

ぽっちゃり型の女の子という主人公アンちゃんの設定から、
ほんわかとしたイメージがわきます。
そこにプラス、イケメンな職人志望,、実はオトメンの立花さん。
外見は上品、中身はオヤジの椿店長。
元ヤンの女子大生の桜井さん。
と、従業員は個性的な人が勢ぞろい。

来店するお客は、クセのある人ばかり。
いろいろな人と関わりながら、和菓子の魅力に惹かれ、
アンちゃん自らも成長していきます。

お年頃の女の子は恋も描かれています。
杏子をアンちゃんと呼び、しきりに「かわいい」と言う立花くんと、
アンちゃんが微妙な関係で、ラストはどうなるか気になります。

心を打たれるシーンもセリフもなく、
ただ時が流れていく展開は、ほのぼのして癒されます。
「和菓子屋」の題材にぴったりです。

アンちゃんと立花くんのその後を読みたいので続編も読む予定です。

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コーヒーと恋愛   ★★★★

(2015年3月4日読破)

コーヒーと恋愛 (ちくま文庫)コーヒーと恋愛 (ちくま文庫)
(2013/04/10)
獅子 文六

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(STORY)
まだTVが新しかった時代。お茶の間で人気の坂井モエ子はコーヒーを淹れればピカイチ。
モエ子が淹れるコーヒーが好きな演出家勉と一緒に暮らしている。
ある日、勉が「生活改善」を宣言し、新人女優アンナと一緒に生活を始めた。
悲嘆にくれる彼女を癒すコーヒーと愛好家の仲間たちだった。


(REVIEW)
昭和の名作の復刻版。

読むと昭和の時代が広がってくるのに、古さを感じさせません。
昭和のラブストーリーは、激しいイメージがつきまとうけど、本作はそれがありません。
コーヒーを題材にしている作品らしく、ほんわかとほのぼのと、ゆったりとした時間が過ぎていくのです。

そのコーヒーは美味しかったり、でも苦かったり。
「うまくコーヒーを淹れられるのは愛情」
そのとおりかもしれません。

サクサクと読めるのは、キレのいい文章とテンポのいい展開だから。
これぞ、恋愛小説の醍醐味でしょう^^

ラスト、スカッとしましたね。↓
モエ子と勉が寄りを戻すか?
そうはしなかった!
そうです、男は勝手、どいつもこいつもエゴエスト!
男に頼らず、一歩を進む。
洋行(海外)に行くモエ子も、したたかな女アンナも、あっぱれと思いましたね。
ヘタレ男の勉も成長したことだし、これでめでたし、めでたし^^

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