ラムの映画&本ライフ

ラムの趣味である映画と本のレビューです。★5で満点、10通りに評価しています。
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聖の青春  ★★★★☆

2016年11月23日読了

大崎善生/角川文庫

(STORY)
幼少期に重い腎臓病「ネフローゼ」を患い、入院先で将棋と出会う。
15歳で森信雄に師事、名人を目指し、将棋に没頭していく。
が、病魔は彼の体を蝕んでいき・・・29歳の若さをこの世を去った天才棋士・村山聖の生涯を描く。


(REVIEW)
映画公開がきっかけて読みました。

将棋ブームの頃、村山棋士の名前だけは知っていました。
彼のこと、人生や病気のことは彼の死後です。

難病をかかえながらも駒を射す、村山聖。
対局は数時間からまる2日までかかるくらい、体力勝負の壮絶な戦いです。
本書で彼の人生を改めて読むと、魂が揺さぶられるとでもいうのでしょうか。
彼の生きざまや情熱、魂がヒシヒシと感じられ、胸に熱いものがこみ上げてきました。

もし、彼が病気でなかったら、将棋との出会いがなかったかもしれません。
また、村山聖という天才棋士を生れることもなかったでしょう。
その点では、皮肉というべきですが。

でも、私は思います。
自分のやりたいことを見つからない、
見つかってもやれない、打ち込むことができない人が多い中で、
彼は好きな将棋の道を打ち込むことができた。
短くても実のある生涯だったと。
彼の人生はあっぱれ!と言いたいです。

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ツバキ文具店 ★★★★☆

2016年10月4日読了

小川 糸/幻冬舎

(STORY)
鎌倉の小高い山ふもとにある小さな文具店「ツバキ文具店」の店主の雨宮鳩子は、
副業として代行業も営んでいた。
ありがとう、ごめんなさい・・
伝えたかったあの言葉を鳩子が変わって請け負っている。
今日も「ツバキ文具店」に依頼が舞い込んでくる。


(REVIEW)
言いにくい言葉や伝えたいのに、どの言葉に伝えればいいのか、
わからないことはないですか?
そんな悩み請け負い手紙を代行するのが主人公、鳩子です。

ラブレター、絶縁状、離婚のお知らせなどの様々な文例があり、
例えば、「様」と「さま」の違いや
ペンの太さ、インクの濃淡など文具は
用途によって違ってくるなど
手紙の参考書として為になります。

手紙の依頼主の思いも丁寧に描かれています。
特に印象に残ったのは、先代のイタリアの文通友への手紙。
昔、文通した頃を思い出させてくれます。
たとえ会うことはなくても、文通により
心のつながりをもたらし、無二の親友となっていく。
手紙というのは絆を作る、大切な役割を果たしてくれます。

それが、今ではメール。
私もほとんどメールですが、文通と比べると物足りなさがあります。
それは、手紙には温かさ、ぬくもりがあるから。
個々のクセ字も、個性があっていいものなのです。

ただ、心を揺さぶられる言葉や場面がないのは物足りないですが、、
手紙の大切さを再認識できる一冊としてオススメします。
是非、一読あれ。

noriさんからお借りしました。
ありがとうございました\(^o^)/


キャベツの新生活 ★★★★

(2015年11月9日読了)

キャベツの新生活 (講談社文庫)
キャベツの新生活 (講談社文庫)有吉 玉青

講談社 2005-10
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(STORY)
勝部拓人が出張から帰ってくると、今までS住んでいたアパートが消えていた。突然の衝撃に戸惑いながらも、新しい生活をスタートさせた。恋人を分かれた矢先、コンビニで不思議な女性と出会う。


(REVIEW)
ネタバレがあります。
出張から帰ったら、今まで住んでいたアパートが消えていた?
連絡なかったの?
本人も周りも慌ててる素振りもないし。
新たに生活をスタートさせる?
出会った女の子も不思議だし、
キャベツにキウイと名前を変えているし、
なんか変ではないかえ?

主人公が不思議な世界に迷い込んだか?
それにしてはリアルだし。
出会った女の子キウイはこの世の人か?
恋人とあっさり別れたわりには、過去をフラッシュバックしているし。
さて、これらの謎は↓

キウイは幽霊かなと思ったけど、主人公キャベツまで幽霊だったとは・・・
不思議な世界、もしくは幽霊キウイとの出会いの物語かと思っていた私は、
やられたーーー!!と思いましたね。
だって、幽霊とは思えない生身の人間の行動しているんだもん。
でも、すべての謎はこれで納得^^
こういう話はたいていせつなくさせられますが、
私的、謎を追っていた分、感じることはできませんでした。
ただ、面白い話だと思うので、★4つ。


noriさんからお借りしました。ありがとうございました^^

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