ラムの映画&本ライフ

ラムの趣味である映画と本のレビューです。★5で満点、10通りに評価しています。
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天まであがれ!★★★★

2017年4月12日再読

木原敏江/秋田書店

(STORY)
沖田総司は試衛館の仲間と共に修行の日々を送っていた。ある日、こよりという少女と出会い、ふたりは惹かれ合っていく。
しかし、ふたりを京都へと導くのことになり・・・新選組隊士・沖田総司を中心に描いた木原流新選組ストーリー。


(REVIRE)
思えば、私が新選組に興味を持ったきっかけは総司くん。
(コホン、歳さんはその後です)
夭折した美形の天才剣士沖田総司くんのイメージがそのまま私に残っていました。
本当はヒラメ顔だったとか、そんなのはどうでもいい。
私の中では美剣士総司くんなのです。

そのイメージをそのまま描いてくれたのは、木原先生の「天まであがれ!」
私の中では、新選組コミックNo1。
剣士として生き抜いた彼の生き様と、こよりちゃんとの悲恋は涙をそそります。

前半はこよりちゃんと出会い、彼女が男だらけの道場に住み込み、
ふたりは惹かれ合うという、軽快な幕末ラブストーリーのような展開です。
その一方で、妖怪みたいな男(実はこよりの兄)の登場で、ファンタジーな一面もあります。

後半になると、こよりは実は討幕派のお姫様で、総司とは敵対となります。
その一方で彼に忍び寄る死の影。
死と隣合わせの悲哀の剣士、そして、こよりちゃんとのせつない恋。
これぞ私の総司くんのイメージなのです。

維新戦争でこよりちゃんが戦死したと思われたが、総司くん最期の時、ふたりは再会できた。
総司くんの後を追うように、こよりちゃんも逝く。
死をもって、総司くんとこよりちゃんが結ばれるというのは幕末のロミオとジュリエット。
うう、涙なしではいられないのう~TT

愛する人と天国に旅立ったこよりちゃんとは対象的なのは、会津藩のお姫様蓉姫。
彼女は歳さんに惹かれ、彼と運命を共にする決意します。
歳さんの命令で、五稜郭を脱出し、生き延びます。
彼女は「茉莉と慎吾」で登場し、維新から50年たっても歳さんを一途に思い続け、独身を貫きました。
その歳さんですが、美形すぎるほど美しすぎる。
その美しい顔に隠されているのは、熱い志と冷酷な顔。
なかなかの策士なところも、イメージにぴったり。
優しかった源(井上)さん、最期まで総司くんとこよりちゃんを思ってくれたなんて泣かせる。
義理人情に熱い勇さんも、強引だったけど豪快で人情家の鴨さんなど、
脇役も生き生き描かれていました^^v

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花より男子  ★★★★★

(2014年1月読了)

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(Story)
超お金持ちの学校、英徳学園の生徒の牧野つくしは、普通の家庭の女の子。スーパーウルトラ金持ちの学友たちに囲まれいる高校生活を平穏無事に過ごすことを祈っていたが、学園を牛耳るF4と出会ってから、つくしの学園生活は一転した。横暴でやり放題のF4に宣戦布告をしたつくしは闘いの連続。今まで自己中心的に生きてきたF4ノリーダー道明寺は、思い通りにならないつくしに惹かれていく。


(Review)
歴代少女漫画売上1位を誇り、国内ばかりではなく海外でも人気で、日本、台湾、韓国とドラマ化され、また米国でもドラマ化を予定されています。その人気コミックをやっと読むことができました。

一言!面白い!最高!
37感も長編漫画になると、途中話が横道にそれるとか、読むのも辛くなる場面がありがちですが、最初から同じテンポで読ませてくれました。
また、主役ばかりではなく、脇キャラが個性豊かで、余すことなく使いこなすことは上手い。
うざいキャラもそれなりに役にたっている、重要なキャラとなっているところも上手いです。

話の展開はまるでジェットコースター。
主役のつくしと道明寺が幸せになったかなと思えば、奈落に落とされるという連続。
読み終わって、なんかこのふたりに振り回されたように感じましたね。
もとい、いくつもの試練を乗り越えて、最後は強い絆で結ばれたふたり。
つくしのことを一途に思っていた道明寺、つくしという宝物を手に入れておめでとう。
変なヘアスタイルで、天然ボケなのか、ただのアホなのか、手に付けられないほどの凶暴で、人のことはおかまいなしで、やたら金持ちの自慢をする鼻持ちならぬヤツ、道明寺をいつの間にか応援していました。
愛する女を一途なところと、嘘をつかない、筋を通る男らしさ、心に響くセリフに萌え~たから。
その道明寺もつくしとつきあう(別れも何度かあったけど)うちに大きく成長した。
花男って、見方によっては道明寺の成長物語といっていいかもしれません。

さて、主人公のつくし。
雑草の如く、踏まれても踏まれても強い女の子。
みんなが震え上がるF4にも、道明寺のお母様にも媚びることなく、啖呵を切り、宣戦布告するところはスカーーとしました。
普通は強い者に巻かれろとばかり、媚びる人が多い中、立ち向かう姿はなんとも勇ましいことか。
つくしちゃんを見ていたら、私もがんばろーーと勇気と元気をもらいました。

優しい類くんも、クールな西門さんも、マダムキラーのアキラくんも、
つくしの親友優紀ちゃんも、最初はつくしのライバルであっても親友となった滋さんも桜子ちゃんもみんな個性あふれて、実らない恋にこだわらず、前向きなところは潔いです。
みんな、道明寺とつくしのことを思って心配したり、振り回されたり、本当にご苦労様でした。

もうひとつの魅力は、セリフがリアルであること。
道明寺のセリフひとつとっても、そうだなと納得できる。
コミカルな展開しながら、時にはせつなく、時には涙、
辛い場面になりそうな展開を、次は笑いを作ってくれる。
だから、安心して最後まで読むことができるし、再読もできる。
そのひとつが、道明寺のボケぶりでしょう。
最後までボケた君は最高です。

面白いコミックに出会えてうれしいです。
ありがとーー、花男!

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