ラムの映画&本ライフ

ラムの趣味である映画と本のレビューです。★5で満点、10通りに評価しています。
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合葬 ★☆

2016年9月21日DVD鑑賞


2015年、日本映画
監督・・・小林達夫
出演・・・柳楽優弥
     瀬戸康史
     岡山天音
     オダギリ・ジョー

(STORY)
慶応4年(1868年)4月、第15代将軍・徳川慶喜は江戸城を明け渡し、260年に及ぶ江戸幕府が終わりと告げた。
忠誠心が熱い、将軍に仕えた極(柳楽優弥)は許嫁と別れ、彰義隊に入隊する。養子先から追い出された柾之助(瀬戸康史)は、極に誘われるがままに彰義隊に入隊する。悌二郎(岡山天音)は彰義隊に意を唱えていた。知られざる彰義隊の真実を描く。


(REVIEW)
日本漫画家協会賞優秀賞受賞した杉浦日向子の同名作を映画化、

題材が戊辰の役、上野戦争で散った彰義隊、
柳楽優弥主演に惹かれてレンタルしました。

暗いを評判が悪い映像ですが、
私的、私はリアル感があってよかったです。

時代の波に翻弄された彰義隊の若き隊員たちの描いたというわりには、
何を描きたかったのはわからない。
徳川への忠誠心が熱い極も、
彰義隊に意を唱えた悌二郎(も
その間で揺れ動く柾之助(も、
彼らの淡い恋も。
戊辰戦争で放浪された悲哀さが伝わってこなかったです。

キャストは悪くはないですが、問題は脚本。

脚本がよくなければ、演出も演技もかすんでしまう。
脚本の出来が作品を左右するのですよね。

原作も読んでみたいです。
     

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江南ブルース ★★★

2016年4月30日DVD鑑賞



2015年韓国映画
監督・・・ユ・ハ
出演・・・イ・ミンホ
     キム・レウォン
     チョン・ジニョン

(STORY)
1970年代。孤児出身のジョンデ(イ・ミンホ)とヨンギ(キム・レウォン)は兄弟のように暮らしてきた。
ある日、住む場所を失い、やくざの抗争に巻き込まれ、ふたりは離れ離れになってしまう。
ジョンデは組織のボス・ギルス(チョン・ジニョン)の元で暮らしはじめ、3年の月日が過ぎた。
ギルスの「堅気になってほしい」という願いとは裏腹に、ジョンデは江南地区の土地利権争いに飛び込む。
ある日、ヨンギと再会するが、ふたりは敵同士だった。



(REVIEW)
イケメン韓流スター、イ・ミンホがヤクザの世界へ足を踏み込む。
そこは男臭さが漂う世界、甘い恋物語はなし。
王子さまのようなミンホが180度イメチェンです。

今までのイメージとは違うミンホにショックを受けた人が多いようですが、
役柄がそうであって、彼のかっこよさは変わってないですよ。
まだ未鑑賞のミンホファンのみなさま、ご安心して観てくださいませ!
ただし、抗争に次ぐ抗争で、血生臭いし、ロマンチックなシーンはないことは覚悟くださいませ。

さて、ここから本題。
誰が味方で、敵か?裏切り者は誰?
兄弟のように育った友が敵同士になり、義理のある師が殺される。
友情、師弟愛などを題材にした本作は、テンポがいい展開で、最後まで見飽きません。

ぶっちゃけ言いますが、こういう題材の映画は虚しさか、
こみあげてくる感動がありそうなのに、何も余韻はなし。
ドラマを描いているつもりでも、心に伝わるものはなし。
今までのイメージを払拭して、ヤクザを演じたミンホの努力は認めますが、インパクトなし。
「花男」「シンイ」も主役であるのにもかかわらず脇役に押され気味だったけど、今回も同じく。
役者としては悪くはないだけど、アクがないのか・・レウォンは私的、印象に残りました。

これから悪役や三枚目など様々な役を演じて、ひと皮抜けるか?
今後のミンホに期待します。



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駆込み女と駆出し男  ★★★★☆

2016年1月20日DVD鑑賞

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2015年 日本映画
監督・・・・原田眞人
出演・・・・大泉 洋
      戸田恵梨香
      満島ひかり

(STORY)
天保11年。幕府公認の縁切寺として名高い尼寺の東慶寺には、離縁を求めて今日も訳ありの女性たちが駆け込んでくる。
戯作者志望の医者見習い・信次郎(大泉洋)は、御用宿・柏屋に居候しながら、女性たちの聞き込みと診察をする。
信次郎はトラブルを巻き込まれながらも、彼女たちの再出発を後押ししていくが・・


(REVIEW)
江戸時代の離婚率は現代の2倍↓でした。
http://news.livedoor.com/article/detail/9839517/
しかし、女性からの離婚は困難の時代でありました。
そのため、女性たちは我慢して過ごすしかなかったのですが、我慢できない女性たちの味方になってくれた唯一の場所が駆け込み寺「東慶寺」です。
その駆け込み寺で2年間、牢獄のような生活をすれば、離婚することができる。
まさか2年も牢獄のような生活はできまい!と男どもは高笑いをするが、どっこい!
男尊女卑の時代、女の意地をかけたドラマが、今、切って落とされました。

さて、今日も駆け込み寺には、訳ありの女性2人が駆け込んできました。
そこになぜか駆け出し男も。
その駆け出し男のこと、信次郎さんは、女性たちの聞き込みをし、医者の見習いである彼は診察もする。
さあ、女性の追いかけてやってきた男(夫)たち。
そこには強面男も・・さあ、どうする?
信次郎はでまかせ話で捲し立て、男どもをノックアウト!
おおっ、素晴らしい。劇作家を目指すだけのことはある^^
私も弟子になりたいな^^
その信次郎を演じる大泉洋、マシンガントークは絶好調。
おとぼけぶり、ちゃらんぽらんぶりの演技は彼の十八番、はまり役です。

大泉洋ひとり芝居かと思えば、周りは個性あふれるキャラで、配役たちも適材適所です。
堤さんが演じる堀切の旦那は悪党かと思ったら、ほろりとさせる一面もありました。
鈴の音と共に去っていくシーンはなんともせつなかったです。
じょごの暴力夫も、いざ女房に逃げられ、離婚を迎えた日の神妙な顔はなんともいえません。
男ってバカだね・・憎めないというか。
笑いがあって、ホロリとさせて、人情味があふれている・・
人の数だけいろいろなドラマが生まれてくるように、ひとりひとりのキャラを余すことなく描いてました。
演出、演技もさることながら、脚本の出来も素晴らしいです。

原作を読んでみたいです。

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観相師 ★★★★☆

(2015年6月1日DVD観賞)

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2013年、韓国映画
監督・・・・ハン・ジェリム
出演・・・・ソ・ガンホ
      イ・ジョンジェ
      ペク・ユンスク

(STORY)
15世紀の朝鮮王朝。息子と義弟と暮らしているネギョン(ソ・ガンホ)は、都の芸奴に招かれて観相業をはじめる。顔を見るだけで性格、寿命を見抜き、事件まで解決するという彼の仕事ぶりは評判を呼び、宮廷の要職に就いた。国王の義弟・百陽大君(イ・ジョンジェ)の野望を見破ったことから、政変に巻き込まれていく。


(REVIEW)
ソ・ガンホ、イ・ジョンジェが出演しているので観た作品です。

舞台は15世紀の朝鮮王朝。
実在のクーデターをモチーフ、百陽大君(スヤンテグン)・・・聞いたことがあると思い出したのが、ドラマ「王女の男」
主役のヒロインのお父様が百陽大君で、敵対する息子を恋仲になる韓流版ロミオとジュリエット。
展開も同じで、最初はコミカルに、後半はシリアスになります。

同じ時代背景でも「王女の男」は恋愛色が強いのに対し、本作は男たちの生き様を描いた濃厚なドラマです。
天才観相師で一見世渡りが上手そうに見えても、不器用な人。
天才にありがちな孤独?悲哀?いや、正直すぎるせいか。
ラスト、ひとり息子を失った男の悲しみ・・せつなすぎる。
コミカルに、最後は悲哀感たっぷりに演じるガンホさん、さすが名優です。
また、百陽大君を演じるジョンジェさんの好演も光り、期待裏切らずでした。

是非ともオススメしたい作品です。

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KANOーカノー1931海の向こうの甲子園 ★★★★☆

(2015年1月26日劇場観賞)

【チラシ付映画パンフレット】 『KANO 1931海の向こうの甲子園』 出演:永瀬正敏.坂井真紀.大沢たかお【チラシ付映画パンフレット】 『KANO 1931海の向こうの甲子園』 出演:永瀬正敏.坂井真紀.大沢たかお
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(2014年、台湾映画
監督・・・・マー・ジーシアン
出演・・・・永瀬正敏
      大沢たかお
      坂井真紀

(STORY)
台湾の嘉義農林高校の野球部に日本人の近藤(永瀬正敏)監督が就任した。
まだ一度も勝ったことがない弱小チームだったが、近藤の指導でメキメキと成長していく。
1931年、台湾代表として甲子園に出場し、準優勝を果たした嘉義農林高校の野球部の実話を映画化。


(REVIEW)
台湾で大ヒットした映画とニュースで聞いてから、日本で公開されるのを楽しみにまっていました。
観終わった後の感想は「感動しました!」
夫から映画の感想を訊かれた時、まず出た言葉です。
自分でもどう表現していいのか、言葉にしていいのかわからないくらい。
だからレビューも上手く書けないかもしれない。そのくらい心に響いた作品でした。

戦前、台湾や朝鮮が甲子園に出場したことは本作で知りました。
民族を超えて、日本本国を同等に戦う、これは素晴らしいことです。
舞台の嘉義農林高校野球部は、台湾、日本、中国人の混合チームです。
野球が好きなのは同じ、スポーツに国境はありません。

嘉義農林高校部の野球は、泥くさい野球です。
ひたむきさと情熱。スパルタ指導の監督とくれば、一昔前のスポ根を思い出します。
弱小チームがメキメキと成長し、甲子園出場を果たし、準優勝をする。
弱いチームが強いチームを打ち負かす。これぞ、すがすがしいものはない。
だからこそ、観る側にも熱いものを感じることができるのです。

野球ばかりではなく、台湾の国に近代化をもたらした日本の姿も描かれてます。
台湾が親日家というのは「セデック・パレ」で描かれていましたが、
本作も親日家台湾があふれていました。

だからこそ、本作を制作した台湾のお礼をいいたい。感動をありがとう。
戦前の日本は非道な姿を描かれる作品も多い中、
親日家として描いてくれたことにも感謝です。
また観たい映画です。




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