ラムの映画&本ライフ

ラムの趣味である映画と本のレビューです。★5で満点、10通りに評価しています。
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真田十勇士 ★★★

2017年7月13日DVD鑑賞


2016年、日本映画
監督・・・堤幸彦
出演・・・中村勘九郎
     松坂桃李
     永山絢斗
     大竹しのぶ

(STORY)
天下分かれ目の関ケ原の戦いから14年、天下統一を目前とした徳川家康(松平健)と復権を狙う豊臣家の溝が深まっていた。
ある日、真田幸村(加藤雅也)と猿飛佐助(中村勘九郎)は出会った。
かつて天下に名を轟かせた幸村は実はフヌケの男。
忍者村から抜け出してでかいことをしたいと思っていた佐助は、幸村を担ぎ、仲間を集め「真田十勇士」を誕生させる。
大阪冬の陣が切って落とされた時、十勇士たちは最前線で活躍を見せる。


(REVIEW)
「本当か嘘か」
「嘘でも本物になる」


通説はウソかもしれない。
武将の中の武将、男の中の男を言われた人気のある真田幸村は実はヘダレ男なのですから。

どでかい野望を持つ佐助は、幸村を担ぎ「天下の英雄」に仕立てあげると、仲間たちを集め、「真田十勇士」を誕生させる。
「真田丸」の案も、大阪の冬の陣の活躍もみんな佐助や才蔵の助けがあったからこそ。
熱い男・佐助にクールなモテ男・才蔵のコンビは、新選組の近藤勇&土方歳三を彷彿します。
才蔵を変換すると、歳三とも出てくるし^^;
それはともかく、この作品にはどでかい仕掛けがいっぱいありまする。
ここからネタバレになるので、隠れます↓

本当に騙されたわ。
まさか、城の倉庫でも佐助たちの仲間割れが芝居だったとは。
仲間割れで終るとは後味悪いなと思ったら、正直ほっとしましたよ。
これで、秀頼生存説も納得。

幸村たちも本当は生きているかと思ったら、
あらら・・幸村さんは本当に戦死したのね。

アクションの連続で、見応えがあったけど、
ゲーム感覚しかなくて、仲間たちの死はそれほどでもなく、
しかも幸村の死もなんだかなと。

せっかくヘダレ幸村の設定だから、もっと笑いがあってもいいのでは?
クスっと笑えないし、大竹しのぶが演じた淀君と幸村の悲恋をさほど感じず。
テンポがよくてアキもこないけど、さほど心に残るシーンもなし。
脚本、演出はイマイチだし、配役も適材適所ではないし。
数人の役者のセリフ棒読みは気になりましたが、漫画だし、まあいいか^^:


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聖の青春  ★★★

2016年11月24日、劇場鑑賞


2016年、日本映画
監督・・・・森 義隆
出演・・・松山ケンイチ
      東出昌大
      リリー・フランキー

(STORY)
幼少期よりネフローゼを患い、入退院を繰り返しながらも、将棋に出会い、名人を目指すプロ棋士・村山聖(村山ケンイチ)。
7段に昇格した頃、同世代の羽生善治( 東出昌大)が名人のタイトルを獲得する。彼に強烈に意識する聖は、さらに将棋に没頭していくが、病魔が彼の体を蝕んでいき・・29歳で夭折した天才棋士・村山聖(さとし)の青春を描く。


(REVIEW)
原作「聖の青春」を基に実在した29歳で夭折したプロ棋士・村山聖の最後の4年間を描いた作品です。

谷川さん、羽生さんら棋士が活躍していた将棋ブームの頃、懐かしいです。
私も、TVで対局を観ながら応援していました。
が、将棋はまったく知らないし、覚える気はありません^^;

村山さんは名前だけは聞いたことがありましたが、実際に知ったのは死後です。
東の羽生、西の村山と言われ、羽生を追い詰めた男、村山聖。
その彼が映画化となると聞き、まず原作を読み、それから映画館に足を運びました。

映画を観た正直な感想は演技、配役は★5つ、脚本、演出が★2つ。
20キロ増量し、村山さんを演じる松山さん。
まるで村山さんの生き写しのよう。
対するライバルの羽生さんを演じる東出さん。
クセとか、そっくり。
ふたりともよく観察している、役者魂を感じられました。
安田さんも、師匠役のリリー・フランキーら脇役ら面々もいい。
適材適所の配役です。

退屈することなく観ることができましたが、
残念なのは、羽生との対決をスポットにあてているせいか、森師匠との師弟愛が薄いこと。
少年時代のエピソードが少ないせいか、物足りないこと、
そのせいか、理解できにくい箇所もあったし、心に響くものがなかったです。

将棋大好き夫の感想ですが(一緒に映画館で観ました)、
局画面をもっと映してもらいたかった。
そのせいか、緊迫感がないと言っていました。

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さらば あぶない刑事 ★★★★

(2016年2月2日劇場鑑賞)

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2016年、日本映画

監督・・・村川 透
出演・・・舘 ひろし
     柴田恭兵
     浅野温子
     仲村トオル

(STORY)
横浜港署捜査課刑事のタカこと鷹山敏樹(舘ひろし)とユージこと大下勇次(柴田恭兵)は、定年退職が5日後に迫っていた。
無事に定年を迎えてほしいと、後輩で、今は課長である町田透(仲村トオル)らの心配をよそに、タカとユウジはブラックマーケットを襲撃した。
今一歩で逃してしまった次の日、ブラックマーケットを仕切っていた伊能が死体となって発見された。


(REVIEW)
「まだまだあぶない刑事」から10年、タカ&ユウジが帰ってきた。
「It's show time!」
さあ、ショーの始まり!
と思ったら、ふたりはあと5日で定年。
「あぶない刑事」が放送せたのは30年前、ふたりも確実に歳をとったですね(笑)
定年の最後の日までも刑事でいる、しかも横浜狭しと暴れまくるのはタカ&ユウジらしいデス^^

定年最後の敵は最強のキャッチフレーズのわりには、アクションも派手さや、ここ一番の見せ場はなし。
私が期待しすぎたかもしれないですが^^;
ユウジさんのダンス&絶妙なトークはあいからずだし、もちろんダンディー鷹山も健在^^
還暦を超えているのに、昔と変わらぬ体系にアクション。
柴田さんが肺がんを公表した時、もう「あぶない刑事」はないと思ったですよ。
でも、肺がんを克服して、再びユウジさんを見ることが出来て、本当に嬉しいデス!

ところで、カオルさん、結婚退職?お相手はIT企業の社長?
いつもコスプレを楽しませてもらったけど、今回の高島田にはまいった^(笑)
年貢の納め時はタカさんも同じで、余生は彼女とニュージーランドで過ごすとは。
え、残されたユウジさんはどうするの?
と言う前に、横浜を牛耳ろうをする凶悪な中南米マフィアとの戦いがまっている。
さあ、刑事在職中にマフィアを壊滅することができるのか?

ここからネタばれになるので隠れます。↓
マフィアとの壮絶な銃撃戦で、ふたりは殉職か?
祭典でふたりの姿がなかったし、「さらば」は「永遠のさらば」になったの?
と思ったら、ふたりはニュージーランドで第二の人生を送っているではありませんか。
探偵とは、いかにもお二人らしい^^
タカ&ユウジのコンビは永遠ですな^^
ところで、あの銃撃戦からよく生き残ったね?
応援がきたとしてもだーー;
やっぱりお二人はHEROでしょうね^^;

カオルさん、IT企業の社長との結婚は詐欺でしたか。
退職金を全部つぎ込んだと言った時、もしやと思ったら、やはり。
刑事が詐欺にあってどうするのよ^^
ともあれ、カオルさんはタカ&ユウジの後を追ってニュージーランドにやってきたし、
ついでにトオルくんんも行きそうだ。
だって、彼、ドシをしてかして、首になりそうな気がするだもん。
そうなったら、4人で「あぶない探偵」でもしそう*^^*
是非続編でやらないかな^^

だって、初回から30年、見続けてきたんだよ。
これで最後は寂しい!

ドラマ、映画を再鑑賞します^^v

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サンキュー・スモーキング  ★★★★☆

(2014年12月5日DVD観賞)

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(2007/09/07)
アーロン・エッカート.マリア・ベロ.キャメロン・ブライト.ケイト・ホームズ

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(2006年、米映画)
監督・・・ジェイソン・ライトマン
出演・・・アーロン・エッカート
     マリア・ベロ

(STORY)
禁煙運動でタバコ攻撃が増す中、タバコPR担当のニック(アーロン・エッカート)は得意のトークでマスコミに正面をたって戦い続けている。ある日、ニックは映画を使って喫煙者を増やそうと提案し、スモーキング・ハリウッド作戦”の指揮を任される。息子を連れて、ハリウッドへ向かい、大物エージェントたちと面会する。


(REVIEW)
2006年、全米で一館あたりの興収No1。
映画好きの推薦作品だけのことはある。
タバコを題材にした社会派映画ですが、コミカルに描かれているので説教臭くはありません。
たばこ業界を笑いと毒ある描き方で、それに加え、適材適所の配役と演出も素晴らしいです。

タバコが題材なのに喫煙シーンはない?とつっこみがあるけど、それは置いといて。
禁煙、健康指向と言われて久しい中、逆に喫煙をテーマにしています。
それは敵を回すこと。はい、たばこ会社に勤め、PRしている主人公も同じく。
彼がマスコミで発する言葉は敵を作る。でも、彼の言葉は「そうだな」とうなづいてしまう。
そのせいか、いつの間か喫煙に納得してしまう自分がいました。

私は喫煙者ではありませんが、タバコを吸う、吸わないは個人の自由ではないかと思います。
ただ、ガチガチの価値観の持ち主には合わない作品だと思いますが。
ちなみに喫煙者の夫は「この映画はよかった!」と感動していました^^

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柘榴坂の仇討  ★★★★☆

(2014年9月24日劇場観賞)

柘榴坂の仇討 (中公文庫)柘榴坂の仇討 (中公文庫)
(2014/01/31)
浅田次郎

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2014年、日本映画
監督・・・若松節朗
出演・・・・中井貴一、阿部寛、広末涼子

(STORY)
明治7年、元彦根藩士、志村金吾(中井貴一)は妻セツ(広末涼子)とひっそりと暮らしていた。13年前、主君井伊直弼が桜田門で暗殺された。敵を追いかけ惨事から免れた金吾は、主君の仇討を命じられ、敵を探し続けてきたが、またひとりまたひとりと消えていく。明治の世になると、政府から仇討禁止令が発布される。だが、金吾は最後のひとりである佐橋十兵衛(阿部寛)を探し当てた。


(REVIEW)
原作は浅田次郎の短編小説。
浅田さん原作の映画で思い出すのは名作「壬生義姉伝」、主演は中井さん。
中井さん&浅田さんタッグの映画となれば、期待せずにはいられませんでした。
予想は見事にビンゴ!
最近、派手なアクション時代劇、または軽い時代劇が多い中、しみじみと情感のある、これぞ日本の時代劇を思わせる映画です。

時代の流れについていける人もいれば、そうでない人もいる。
世渡りが上手い人もいれば、そうでない人もいる、
浅井さんが描くキャラは後者たちで、不器用な生き方しかできないそんな人たちです。
本作の金吾もそのひとり。
世の中は変わり、廃藩置県で彦根藩もなく、主君の仇討する必要もない。
でも、敵を追っている。未だに侍の風貌をしている。
生き方は不器用であろうとも、武士としての誇り、人間としての誇りは捨ててはいないのです。

でも、そんな生き方をしている人は金吾だけではなかった。
敵の佐橋も同じく、桜田門の惨事から苦しみながら生きながらえていた。
自分ばかりが苦しんでいないことをわかった時、ひとつの垣根を越えようとしています。

ひとつの垣根を越え、一歩踏み出さなくてはならない。
時代が現代であっても、金吾たちのようにひとつの壁を乗り切れない人もいる。
そんな思いをしている人も大勢いるのではないでしょうか。

主演の中井さんをはじめ、演技派の配役ばかり。
忘れかけた義理人情を思い出させ、最後はほんのりと余韻を残してくれる浅田ワールドをうまく表現していました。
日本の時代劇、いいものです^^

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