ラムの映画&本ライフ

ラムの趣味である映画と本のレビューです。★5で満点、10通りに評価しています。
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エイリアン通り ★★★★★

(2013年9月再読)

エイリアン通り(ストリート) (第1巻) (白泉社文庫)エイリアン通り(ストリート) (第1巻) (白泉社文庫)
(1995/12)
成田 美名子

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コミックス 全8巻、文庫版 全7巻

(Story)
新聞部のジェラール(ジェル)は、学園長の息子たちに襲われているところを、学園の名物男シャールに助けられる。4年飛び級の頭脳明晰、容姿端麗な美貌を生かし、大学祭では女装に扮し「女王」に選ばれた少年シャール。彼の運転手を頼まれたばかりか、同居するはめに。また同居人たちは一風変わっていて・・カルフォルニアを舞台に描いたニューアメリカンストーリー。


(Review)
本作との出会いは、中学の時、ラジオのトーク番組から。
名前だけは知っていましたが、どの雑誌に掲載されていたかわからず、作品に出会ったのは、友人から借りた「LaLa」です。
日本のアイドルから海外へ。歌謡曲から、洋楽へと、しだいに海外に目を向けてきた時期。海外へのあこがれがつよかった私にビンゴしました。
舞台はカルフォルニア。でも主人公は金髪のアラブ人。登場するキャラも多国籍。
主人公の美少年は頭脳明晰で、スポーツ万能、喧嘩も強くて、プレイボーイでつっぱっていて、陰りがあって。石油相と美人女優に生まれたとなれば、思い出すのが「キャンディ」のテリィ。でも彼のように人を信用してなくても、避けることもない、暗さはない。さて、同居人のひとりに、日本人の女の子、翼ちゃんがいる。なんて夢のような世界でしょ。
翼ちゃん、羨ましいわ。私も将来、海外に留学したら、シャール君のようないい男を見つけて・・なんて夢を見ているようでした。

成田さんの絵はスタイリッシュ。話もスタイリッシュで、カルフォルニアの舞台にふさわしく軽快なリズムで展開していくから面白い。また、登場する人物も魅力ある人ばかりで、ゲスト出演もうざいキャラはひとりもなし。
事件や命を狙われることがあっても、気が滅入るようなシーンはなし。成田さん、上手いと思いましたね。

話の軸のひとつに、シャール君に対する翼ちゃんの恋心。
好きだと言えずにと戸惑う翼ちゃん。対するシャールくんも翼ちゃんが大事なくせに、大事なことが言い出せない。さあ、最後ふたりはどうなると、掲載当時、やきもきしたものでした。しだいに翼ちゃんに投影していたせいか、翼ちゃんは私の一部でもあり、あこがれでもあるです。

8巻という長さもちょうどよく、綺麗にまとまっているから、私の中でいつまでも名作として生きる。何度読んでも、さわやかな気分でいられる、私にとってはビタミン剤の作品です。

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