ラムの映画&本ライフ

ラムの趣味である映画と本のレビューです。★5で満点、10通りに評価しています。
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生徒諸君!★★★☆

(2013年9月再読)

生徒諸君!(1) (講談社漫画文庫)生徒諸君!(1) (講談社漫画文庫)
(1995/12/05)
庄司 陽子

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コミックス 全24巻、文庫版 全12巻

(Story)
不思議な魅力を持つ女の子、ナッキーのこと北城尚子の転校から話が始まります。
成績優秀、スポーツ万能、リーダー格の彼女はチビのこと岩崎祝と悪たれ団を結成します。
徐々に仲間を増え、ナッキーは学校狭しと活躍しますが、その裏では隠された秘密があり・・


(第1話~中学卒業まで)★★★★★
ナッキーを中心とした学園青春ドラマは、明るく軽快な展開で話が進んでいきます。悪たれ団それぞれがせつない片思いをし(沖田君以外?)、恋と友情をバランスよく描かれています。悪たれ団とは別に、誰も見抜けなかったナッキーの本質を見抜いた飛島さん、キャラの中でもひと際目立っています。

(~マールの死まで)★★★☆
悪たれ団は高校生になり、それぞれ成長していく中で、ナッキーの双子の姉マールの死が訪れる。そこから一気に話はダークになっていきます。悪たれ団崩壊の危機を救った、今まで一匹狼イメージしかなかった沖田くんの魅力が光りました。

(~沖田くんの死まで)★
初音ちゃんのレイプ事件、岩崎君(チビ)の恋の迷いと目の怪我、沖田君の死、話がこれでもか、これでもかとダークでおもっ(重)の時期。沖田君の魅力がひと際光っていましたが..読み返すのがつらい時期なので、マイナスしか評価できませんーー;

(~最終回まで)★★★★
初音ちゃんの出産、舞ちゃん&田村くんの婚約、そして、ナッキーと岩崎君も将来を誓い合う仲になります。チビ、よくここまで成長した!ナッキーパパさんを泣かせたあなたの成長が光りました。中間時期のダークを払拭し、明るい未来につなぐラストは爽快感があります。

総合すると★3.5
ナッキーの物語のように感じますが、話そのものを動かしているのはチビのこと、岩崎祝でしょう。
悪たれ団はナッキーひとりが作ったわけではない。チビと悪たれ団を立ち上げ、後に仲間が増えていったのですから。
その創立者のふたりは対極的で、ナッキーがスーパーガールなら、チビは外見も中身も見栄えのしない男の子。
その彼が、ナッキーに刺激され、彼女に恋をし、成長していきます。彼とは正反対のカリスマ性のある飛島さんや沖田君の存在も大きくかかわっていきます。ナッキー物語は第一部で十分ですが(後は最終回まで流し読み)、岩崎祝物語は最終回まで必要です。

岩崎(チビ)君の魅力は、一途さと不器用さ。無理だとわかっていても、奇跡を呼び起こす。奇跡といえば、高校合格シーンもそうだし、不器用ながら回り道をしても、最後はナッキーという宝物を手に入れる。チビマジックといってもいいかもしれません。

↑にも書いたけど、中学までは、悪たれ団メンバー6人、プラス飛島さんとマールと絡めてバランスよく描かれていたので、よくまとまっていました。それぞれに感情移入できるし、ひっこめというキャラクターもいない。
それが、しだいにどうだろう。みんなが成長していくのはわかる。ダークに重く描くことはないでしょう。
マールの死は逃れないとしても、初音ちゃんのレイプ、沖田くんの死や岩崎君の怪我はいらない。
飛島さんが再登場するまで、読むのがつらかったくらいですから。ここで言わせていただきますが、マールの死から飛島さんの再登場までは、大事なところつまみ読みで、ほとんどスルーしています。
最後よければ、すべてよし。ラストは感動しました。綺麗な終わり方していました。
途中は目をつぶるとしても、オリジナル編(生徒編)だけなら、名作として残るでしょう。
教師編以降はいりません。夢を壊された思いが強いので。
その思いは日記サイトに書きましたので、よかったらご覧くださいませ。

最後に好きな男性キャラは飛島さんです。
ナッキーの本心をいち早く見抜き、事故がなかったら、マールとのことがなかったら、もしかしたら、結ばれていたかもしれない。
チビを切り捨てた今、ナッキーを包む人は彼しかいないでしょ。
因みにトビオは対象外。沖田くんに似てても、沖田くんでない。
何人沖田君に似たキャラを出せば気がすむんだろう。教育実習の時の太郎君だけで十分のはずなのに(苦笑)
さてさて、飛島さん。お互いフリーの今こそ、当時の想いが復活してほしいと願っております。

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