ラムの映画&本ライフ

ラムの趣味である映画と本のレビューです。★5で満点、10通りに評価しています。
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戦場のメロディ ★★★★

2017年5月16日DVD鑑賞


2016年 韓国映画
監督・・・イ・ハン
出演・・イム・シワン
     チョン・ジュンウォン

(STORY)
朝鮮戦争真っ只中の1952年。戦争で家族も戦友も失ったハン・サンヨル少尉(イム・シワン)に釜山に配属になった。そこで戦争孤児たちの世話の任務が下された。彼は孤児たちを救う為、「児童合唱団」を結成される。
最初はぎこちなかったものの、子供たちの和音が生れ、笑顔が取り戻せた。でも、彼らに戦地の慰問公演が決まり・・


(REVIEW)
実在した児童合唱団を描いた、韓国版「サウンド・オブ・ミュージック

朝鮮戦争の混乱期、戦争は緊迫し、暮らしが困窮し、人々の笑顔が消えかかっていました。
戦争孤児たちは大人たちが勝手に起こした戦争の中をどうにかして生き抜こうとしていました。
そんな中に生まれた「少年合唱団」

殺伐とした時代に美しい歌声が響き渡り、荒んだ人々の心を癒していく。
私も思わず聞きほれました^^

そんな彼らに慰問公演の話が持ち上がります。
最初は断り、合唱団を解散するつもりでいたが、子供たちの熱心な決意により、慰問公演に挑戦することになり・・
ここからネタバレになります。↓

主役のハン少尉の話の一方で、幼い兄妹の話が進行した時、
しかも、妹の方は自分が歌ったことで父親が死んだということにもしや・・と思ったですよ。
最後は妹が歌うことになるだろう。
でも、そのきっかけが兄妹の身に何かあるだろうか・・と心配したいたら、ビンゴ。
やはり、お兄ちゃん、亡くなりましたか・・
本当に戦争は惨いのう・・

朝鮮戦争、兄弟で思い出すのはチャン・ドンゴン、ウォンビン主演の「ブラザーフッド」
兄弟愛にじーんときたけど、今回は子供だから泣かされたわ。
もう韓国作品は泣かせ上手デス~TT

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先生と迷い猫  ★★☆

2016年6月13日DVD鑑賞


2015年、日本映画
監督・・・深川栄洋
出演・・・イッセー尾形
      染谷将太

(STORY)
今日も迷い猫・ミィは散歩する。可愛がってくれる先々を周り、行く先はかつての飼い主の家。
飼い主はすでに他界し、その夫で定年退職の校長先生(イッセー尾形)が一人で暮らしている。
校長先生は亡き妻を思い出すため、ミィを必死に追い出していたが、ある日、ミィがいなくなってしまった。
校長先生はミィを必死に探すが・・


(REVIEW)
冒頭から猫の表情に癒され、猫の視点で話が動いていく設定は、
猫好きにはたまりません。
ほのぼのとした映画だろうなと思ったら・・

ここからネタばれになります。↓
なんか後味が悪い映画でしたね。
なんで猫が偏屈老人(=校長先生)の家に行くのかと思ったら、
かつて飼い主の家だったですね。
それなら納得。
でも、亡き妻を思い出すからと猫を追い出す校長先生。
ある日、猫がいなくなった。必死に探し出す校長先生。
校長先生の姿に近所の人々も心を打たれ、みんなで探し出す。
でも、見つからずじまいで・・

つまり、偏屈オヤジが猫を探している代わりに得たものは、
近所の温かい心、ふれあい。
猫って、人々を癒してくれる、
人々を変えていく力を持っている。
そのことを言いたかったのでしょうか。

私的、最後はミィちゃん(猫)が見つかってほしかったな。
追い出しておきながら、いなくなったら探す。
なんて虫のいいオヤジだろうと思うと、腹立たしいかったですよ、ホント!
そのオヤジを演じたイッセー尾形、偏屈男を演じさせたら右にはいないでしょう。

それはさておき、なんか後味が悪さだけ残った映画でした。

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セデック・バレ ★★★★

(2014年2月DVD鑑賞)

セデック・バレ 第一部:太陽旗/第二部:虹の橋【通常版 2枚組】[DVD]セデック・バレ 第一部:太陽旗/第二部:虹の橋【通常版 2枚組】[DVD]
(2013/10/31)
リン・チンタイ、マー・ジーシアン 他

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(2011年、台湾)
監督 ウェイ・ダーション
出演 リン・チンタイ、マー・シーシアン、安藤政信、ビビアン・スー

第一部 太陽旗、第二部 虹の橋、二部構成

(Story)
台湾中部の山岳地帯に住むセデック族は、誰も支配されず狩猟民族。しかし、1885年、日清戦争に勝利した日本が台湾統治下になると、日本の監視される。それから35年後の、1930年。日本人警察官との衝突を機にセデック族は、長年の不満が爆発し武装蜂起を決意した。


(Review)
日本統治下の台湾で起きた先住民セデック族の抗日運動、霧社事件を描いた作品です。
2部構成の4時間半ですが、長くは感じさせません。

親日家の台湾が日本統治時代をどのように描くか興味がありました。
ポランスキー監督の「戦場のピアニスト」、イーストウッド監督の硫黄島2部作と同じく、善悪をはっきりと分けない、中立の立場の描き方は親日家台湾を感じます。

日清戦争で清が敗れたことにより、太平洋戦争終結までの50年間の日本統治時代。
台湾に近代化をもたらした功績が大きいが、日本の侵略を思わしく思わない者、時代の変革についていけない者がいる。
誇り高き原住民たちは、自由を奪われ、人間として扱われないことに不満が募り、ある事件がきっかけで反乱を起こす。
積年の恨みか、日本人は敵とばかり日本人を殺しまくり、女、子供も例外ではなかった。
暴力は暴力を産むもの。日本はだまってはいなかった。
近代装備を備える日本軍にかなわないのは初めからわかっている。
衝突を起こせば、一族が全滅するのは目に見えている。
それでも、蜂起したのはセデック族としての誇りがあるから。
しかし、反乱軍の中にも親日家の部族もいた。
反乱を起こした地域の日本人はセデック族を見下したのに対し、親日家の地域はセデック人をひとりの人間として扱っている。
これは今日の社会にも言えるのではないでしょうか。

史実とおり、彼らは滅びます。
ラスト、日本軍は闘いの中から「日本が失った武士道の精神」を感じ、熱いものがこみ上げてくる・・
原住民から誇り高き魂、武士道を見た!親日家の台湾らしさを感じました。

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