ラムの映画&本ライフ

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肩ごしの恋人 ★★★★★

(2014年4月12日再読)

肩ごしの恋人肩ごしの恋人
(2001/09)
唯川 恵

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(STORY)
るり子の3度目の結婚式が行われた。るり子の相手は幼馴染の萌の元恋人。
だが、いざ結婚してみると、過去2度の結婚式と同じくつまらなさを感じてしまう。
一方、萌はるり子の結婚式で知り合った妻子を持つ柿崎とつきあいはじめた。。
また、バイトの崇とも関係を持ってしまう。
新婚生活を満喫しているはずのるり子が夫のうわきが原因で家出をし、萌のアパートに泊めてくれという。同じく行き場のない崇も一緒に住むことになり、奇妙な共同生活が始まった。


(REVIEW)
正反対の女性ふたりが主人公の話は数多くあります。
本作も自由奔放のるり子と、姉御肌の萌。
幼馴染のふたりは性格も違えば、考え方も生き方も違います。

理解できないことがあっても、言いたいことも言い合える。
それはお互いのことがわかっているから。

るり子は3度目の結婚、離婚、決して女性を愛せない男性を好きになってしまう。
一方、萌も、不倫、退職、妊娠と、短い間に劇的な経験をする。
ふたりとも大人になったね、成長したねと喜ばしいことだけど・・
これって、予想もつかなかった展開ですよ。
そう、人生はわからない、何がおきるかわからないのです。

どちらかひとりだけを主人公にしたら、なんだこの女と思いがち。
本作は、二人を主人公にすることにより、キャラに感情移入ができるのです。
ふたりは2つで1つ。お互いに補い合う双子の姉妹のように。
そのふたりのキャラをメリハリをつけ、会話のシーンは面白い。
唯川さんの文章、上手いです。

テンポがいいし、笑いもあるし、せつなさもある。
そして、最後のほんのりと暖かさもなんともいえないから、また読みたい。
そう思わせる一冊です。

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