ラムの映画&本ライフ

ラムの趣味である映画と本のレビューです。★5で満点、10通りに評価しています。
MENU

王妃の館 ★★★★☆

(2013年6月26日再読)

王妃の館(上) (王妃の館) (集英社文庫)王妃の館(上) (王妃の館) (集英社文庫)
(2004/06/18)
浅田 次郎

商品詳細を見る
王妃の館(下) (王妃の館) (集英社文庫)王妃の館(下) (王妃の館) (集英社文庫)
(2004/06/18)
浅田 次郎

商品詳細を見る


(Story)
パリにたたずむ、太陽の王、ルイ14世が寵姫のために建てたという「王妃の館」に、なぜか二組のツアーが同宿することになった。かたや149万8千円の光(ポジ)ツアー。かたや19万8千円の影(ネガ)ツアー。倒産寸前の旅行代理店の策略で、客室を昼と夜とでダブルブッキングされたからである。さあ、どうなるこのツアー。


(Review)
元気を欲しくて、本棚から選んだのが浅田氏の「王妃の館」
以前読んだ時は、笑って笑いまくったけ。
光(ポジ)と影(ネガ)のみなさまにお会いしたくて、またも読みました。

話はわかっていても、またも笑ってしまう。今放映中の朝ドラ「あまちゃん」のように、何度読んでも同じ笑いのツボにはまってしまうのがいい。私にとってはビタミン剤のような本です。

同じ館に昼と夜とダブルブッキングしようとは、倒産寸前危機を回避する苦難の策略とはいえ、なんと恐ろしや^^;
あわやニアミスだったり、正直なゆえに「影」のツアコンはツアーメンバーの方々に打ち明けたり。「影」はソンをしないからいいとしても、「光」はそうはいかない。
さあ、どうなるこのツアー。その成り行きも楽しみ同様、キャラたちがみな面白い。

「光」に独身女性館恋客を除き、あとは二人一室。夫婦だったり、社長と愛人だったり、見知らぬ人と同室だったり。独身女性ももうひとりの自分に問い掛けたりと、ふたり一組の会話は漫才のようにコミカルで面白い。

それぞれ個性が光る中で、ひと際光るのはベストセラー作家・北白川!・・と編集者の早見。
途中から彼が執筆している17世紀の話と同時進行。その話はどこにでもある「実は王の子でした」という御落胤物語。読む人みんな、涙、涙・・というけど、私は目がテンとなりました。
結末は、ハリウッドや水戸黄門のようにおめでたい手法、誰でも安心して読める感動作。
これって、作者本人ですよね・・と言いたいところですが(笑)

本作もおめでたい手法を使っている。リストラ、退職、自殺願望、詐欺師など、切羽詰まった人たちが参加しているツアーのメンバーは、ひと癖、ふた癖あり。ラストはみんなハッピーエンドにまとめてくれる。どのキャラも人生躓いたり、苦労人だったり、人間味があふれ、愛すべき人たち。浅田さん、暖かい人だな。またも浅田わーるとにはまりそうです。

スポンサーサイト

新徴組 ★★★★

(2013年6月24日読了)

新徴組 (新潮文庫)新徴組 (新潮文庫)
(2013/04/27)
佐藤 賢一

商品詳細を見る


(Story)
天然理心流の剣客、沖田林太郎は、浪士組をして上京したが、同じ門徒の義弟の沖田総司らと袂を分かち、庄内藩預かりの新徴組創立に加わった。林太郎は江戸市中を取り締まっていたが、戊辰戦争没発。林太郎も庄内藩に参戦する。


(Review)
佐藤賢一氏といえば、フランス歴史小説の著者。
フランスを舞台にした歴史ドラマ「ふたりのガスコン」「傭兵ピエール」のイメージが強いです。
その佐藤氏が日本史に手を染めた。彼は日本の激動期をどう描いているのか?
本を手に取った瞬間、歴女の血が、幕末の血がうずき出しました。

時は幕末。浪士隊といえば、新選組が世に知られていますが、もうひとつ浪士隊がありました。それは新徴組。

新選組は会津藩お預かり、京都取り締まり。
新徴組は庄内藩お預かり、江戸取り締まり。

新徴組の名前は小説に出てきたので、名前だけは知ってはいましたが、どんな隊かは知りません。
むろん、総司くんの義兄が隊士のひとりとして、庄内藩の戦争に加わっていたこともです。
総司くんの家族はミツさんと妻子らしき人がいたくらいしか知らなくて、もうひとりの姉がいることも、義兄も甥の存在すら知らず、本作ではじめて知りました。(もっとも詳しく調べることはなかったですが)

主人公の林太郎さんを中心にその知られざる新徴組をスポットにあてた話が本作です。
佐藤氏らしく、テンポがいい文章は話に入りやすく、サクサクと読めました。

林太郎さんが江戸に戻ったのは家族のため。
新徴組に加わったのは、新選組隊士である義弟・総司と肩を並べるため。

新徴組は池田屋事件のように世に知らしめることはなく、ただ真面目に仕事をまっとうするのみ。
林太郎さんの総司くんや家族への気遣いは、どこでもいる一般の人。なので、偉人とか歴史ヒーローではないので親しみやすさがあります。
スポットが当たることもない人物を主人公といえば、浅田次郎さんが描く「壬生義士伝」を思い出します。

後半は、あまり取り上げられることもなかった会津戦争以外の奥州戦争が描かれています。
ドラマというよりは戦況報告にも感じますが、あまりスポットを当てられることもなかった佐藤氏の故郷への想いにも感じられた一冊です。

オブリビオン  ★★★

(2013年6月25日、劇場鑑賞)

オブリビオン(トム・クルーズ主演) [DVD]オブリビオン(トム・クルーズ主演) [DVD]
()
不明

商品詳細を見る


(2013年、米映画)
監督 ジョセフ・コシンスキー
出演 トム・クルーズ、モーガン・フリーマン

(Story)
2077年。地球はエイリアンによって攻撃を受け壊滅。生き残った人々は、他の惑星に移住するが、ジャックは上空から警備をしていた。ある日、墜落した宇宙船から夢で出てくる女性を発見した。彼女の名はジュリア(オルガ・キュリレンゴ)。目を覚ました彼女は、遭ったことのないジャックの名を口にした・・彼女、一体、何者なのか?


(Review)
待ってました!トムさん!
前売り券を購入してまで、待っていましたよ(レオくんの映画を先に観てしまったけど)

今回も見せてくれました、トムさん節。
未来の世界でもHEROだね。トムさんの未来を舞台にした作品といえば、「マイノリティ.リポート」以来。
今回も謎、謎、謎の連続のストーリー。謎解きが好きな私はもうワクワクしました。

ここからネタばらし
謎が多い話ですが、私は最初からわかりました(↓隠れます)
夢はたぶんリアル。現在いる場所は敵地。
同じ夢を繰り返し観ることも、記録がないことでピピ~ときたですよ。
で、敵は自分を殺さず、捕獲しようとした。無人偵察機が人間を襲うのも、やはりね、みたいな。

話はわかりやすかったけど、私は先ほども書いたけど、トムさんのみなぎる闘志。
私、眼が釘つけになりましたわ~。
スクリーンで観てよかった!!!映画代の価値あり^^

スターロンもシュワちゃんも若手に負けじとがんばっている
トムさんもこれからもあなたの世界を見せてくださいね。応援してます^^/


Category :

桃さんのしあわせ ★★★★

(2013年6月24日、DVD鑑賞)

桃さんのしあわせ [DVD]桃さんのしあわせ [DVD]
(2013/05/10)
アンディ・ラウ、ディニー・イップ 他

商品詳細を見る


(2011年、中国=香港映画)
監督 アン・ホイ
出演 アンディ・ラウ、ディニー・イップ

(Story)
映画プロデューサーのロジャー(アンディ・ラウ)の家には、60年間、勤めてきたメイドの桃さん(ディニー・イップ)がいた。ある日、桃さんが脳卒中で倒れてしまう。その時から、今まで当たり前のように自分の身の周りの世話をしてくれた桃さんが、自分にどれだけかけがえのない人だったかと思い知る。


(Review)
予告も観ましたが、友人サイトのレビューを読んで、借りようと思った映画です。
評判通りの素敵な映画に巡り会わせてくれたGさん感謝です。

本作のプロデューサーであるロジャー・リーの実体験をアン・ホイ監督が映画化。
当たり前と思っていた人が、突然病に倒れてしまい、どんなに大切な人だったか思い知る・・いわゆる介護の話ですが、「最強のふたり」と同じ用意実話のせいか、話はいたってシンプル。そのせいか、話に入りやすく、しみじみとした感動があります。

ロジャーは、赤ちゃんの頃から面倒を見てもらって、家族が海外に移住する中、居残った自分を世話してくれた桃さんに恩返ししたかった。
桃さんも、自分が仕えてきた家の長男から面倒を見てもらって、これほど幸せなことはない。

ふたりの確かな絆、家族のような、いやそれ以上の・・実の親より育ててもたった親との絆というものが、強く感じられました。

当たり前と思っていたことがあたりまえでなくなる、失われる、別れの時がくるのは誰でも訪れるだろう。
それが大切な人だったらなおさら・・もし、自分に起こったら・・いろいろ感じさせられ、また考えさせられた作品でした。

アクションが多かったアンディ兄さん。等身大の優しい笑顔が似合う役もいいですね^^
アンディ兄さんにはずれなしです^^v

Category :

華麗なるギャツビー ★★★★☆

(2013年6月17日、劇場鑑賞)

グレート・ギャツビー (新潮文庫)グレート・ギャツビー (新潮文庫)
(1989/05/20)
フィツジェラルド

商品詳細を見る


(2013年、米映画)
監督 バズ・ラーマン
出演 レオナルド・ディカプリオ、トビー・マグワイア

(Story)
1922年、ニューヨーク。人々が好景気に酔いしれ、札束が景気よく飛び舞うアメリカ黄金時代。
その中でひときわ目をひく大富豪が現れた。彼の名はギャツビー(レオナルド・ディカプリオ)
夜ごと、豪華絢爛パーティを繰り広げる彼は、どこで生まれたのか、どうやって膨大な金を手に入れたのか、誰も知らなかった。


(Review)
一言でいえば、豪華絢爛。
古き良き時代のアメリカ黄金時代。景気よく札束が舞い、誰もが好景気に酔いしれる。
ゴージャスだね。まるで夢の中にいるような、そんな気分にさせてくれる手法は、さすが「ムーラン。ルージュ」のバズ・ラーマン監督だけのことはある。
もう目が釘つけ。あー私もその世界に酔いしれたいみたいな^^

その中で、一際目にひく謎の人物を演じているのがレオくんが演じるギャツビー。
夜ごと、豪華絢爛なパーティを開く彼は一体何者?金の出所は?
あらすじは知っていたので、彼がどんな人物だかも知っていました。なので、彼のことをミステリアスな人物には感じず・・と思ったら、とんでもない。レオくんの演技に私、感動しましたわ。

バズ・ラーマン監督とタッグを組むのは「ロミオとジュリエット」以来2回目。
その頃のレオ君に比べると、美丈夫の、貫録のあるいい男になって、お姉さんは嬉しい^^
近年、「エドガー」「ジャンゴ」と、貫録のある男役が板についたね^^

ギャツビーが大きな城をかまえるのも、夜ごと豪華なパーティを開くのも、ただひとり、愛する女性のため。
その彼の純粋な気持ちに私、胸がキュンとしました。

でも悲しいかな、彼の純粋で一途な気持ちも、ずるい女と男によって報われないままに終わってしまう。
ああ、なんて悲しいの・・すっかりギャツビーに感情移入してしまいました。
私の心を動かしてくれたレオくんの演技にあっぱれをあげたいです。
演技もますます磨きがかかったよ、レオくん。

これから原作を読みます。映画の感動をもう一度味わいたいです。

Category :

穴   LE TROU   ★★★★

(2013年6月17日 DVD鑑賞)

穴 LE TROU Blu-ray穴 LE TROU Blu-ray
(2013/01/25)
ジャン・ケロディ、フィリップ・ルロワ 他

商品詳細を見る


(1960年、仏映画)
監督 ジャック・ベッケル
出演 ジャン・ケロディ

(Story)
パリ郊外にあるラ・サンテ刑務所の中で、とりわけ厳重な警戒が敷かれている牢獄に、重罪人4人の男たちは脱走計画を企てていた。そこに若いガスパールが入所し、5人で脱走するための穴を掘り続ける。



(Review)
某レンタルショップで映画好き100選のひとつに選ばれている作品です。
脱獄と聞くだけで、「プリズン・ブレイク」のように胸が弾みました。

その期待に応えてか(あたりまえかもしれない)、最初から最期までハラハラドキドキ。
穴を掘る時に、あんなにすごい音を立てて、よく看守にばれないものだとつっこみはあれど、
ラストまでの緊張感がなんともいえませんでした。だから脱獄劇は面白い。

脱獄ばかりではなく、キャラを魅力や彼らのドラマが描かれているのも魅力のひとつ。

だた衝撃なラストは、脱力感のせいか、一気に疲れを感じたのは、映画に同化していたかもしれません。
そのマジックを作り出したジャック・ベッケル の手腕に脱帽!
さすが映画好き100選に選ばれるだけのことはあります。

Category :

白ゆき姫殺人事件  ★★★

(12年9月20日読了)

白ゆき姫殺人事件白ゆき姫殺人事件
(2012/07/26)
湊 かなえ

商品詳細を見る



(Story)
T県T市のしぐれ谷で、惨殺遺体が発見された。被害者は化粧品会社の美人OLで、一人の女性が失踪したことから、彼女に疑惑の目が向けられた。彼女の関係者による証言した驚くべき内容、そして噂が噂を増幅していく。果たして、本当に彼女が犯人なのか?

(レビュー)
「女同士の噂が暴走する」
「意地悪な視線がじわじわ怖い..」

キャッチフレーズに惹かれました。

湊さん、あいかわらず語り口の文章は上手い!
自然と、そしてジワジワと、ホラーより怖い世界に導いてくれるから、これがたまらない。
そして、ラスト、背中がゾク~!!!ホラーより、リアルな世界が一番怖い世界へようこそみだいな^^
身近にありそうだから、もし自分の身に降りかかったらどうしようと思わせるところが憎いデス。

今回も期待を持って読み始めたら、冒頭の殺人事件に目が釘つけになり、さあ犯人は一体誰か?
サスペンス好きの私にはたまりません。
疑惑の目を付けられている彼女が本当に犯人なのか?
彼女の不自然な行動や、関係者たちのあらゆる証言により、彼女しかいないと思わせられてしまう。
白ゆき姫、呪い、魔女、まるで童話の世界、それも怖い~グリムの童話の世界に引きずりこまれました。
魔女ね、呪いね、本当にこの世界にあるのかしら?
犯人捜し同様、惹かれるものがたくさんありました。

↓ここからネタばれになるので隠れます。

ワクワクしながら、話を進めていくと、ラストは疑惑にかけられた美姫の証言。
彼女が犯人かと問いかけられたら、私はNo!
なせかというと、疑惑をかけられた人が犯人でないことが多いから。
それはビンゴ!やっぱり、私のカンはすごい!

犯人って、最初に証言した里沙子!?
もとはといえば、彼女がフリーライターに吹き込んだことが始まり。
噂を振りまく人こそ、本当の犯人であることは確かだし、身近にいる人が犯人であることも確か。
本当に怖いのは人の口。噂が噂を呼んで、増幅させていく。
そのターゲットされたものが哀れで、周りも一緒になって、いじめていくから怖い。
これ、身近にありました。うちの職場も近所も同じようなところだから^^;

サスペンス、童話の世界、いじめの世界と話の題材は面白いですが、「贖罪」に比べると物足りない。
でも、私、湊さんワールドにまたはまりたいので、これからも楽しみにまってます^^

96時間/リベンジ  ★★★☆

(2013年6月13日、DVD鑑賞)

【Amazon.co.jp限定】96時間/リベンジ ブルーレイ版スチールブック仕様(初回生産限定) [Blu-ray]【Amazon.co.jp限定】96時間/リベンジ ブルーレイ版スチールブック仕様(初回生産限定) [Blu-ray]
(2013/05/02)
リーアム・ニーソン、ファムケ・ヤンセン 他

商品詳細を見る


(2012年、米映画)
監督 リュック・ベッソン
出演 リーアム・ニーソン、マギー・グレイス

(Story)
イスタンブールで仕事を終えた元秘密工作員ブライアン(リーアム・ニーソン)は、元妻レーノアと娘キム(マギー・グレイス)を招いた。彼の願いは、家族の絆を修復すること。しかし、ブライアンに息子を殺された犯罪組織のボスが復讐を実行した。


(Review)
「96時間の無敵の男が帰ってきた!」
前回、華々しい活躍をしたブライアンが今度は狙われるはめに。
それも家族との復縁のせっかくのチャンスの時に・・
なぜ、ブライアンが狙われたかというと、彼が犯罪組織の息子を殺したから。
前回、殺した犯罪組織の息子が娘キムを誘拐し売春婦として売り飛ばすつもりでいた矢先、ブライアンによってやっつけられたですよ。

その復讐か、犯罪組織の狙いはもちろんブライアン、しかし、家族まで危険が及ぼうとは・・
家族を守るためなら、イスタンブールの街狭しと駆け巡る、もとい暴走し続ける熱い男!ブライアン!
この展開なんか似ているなと思ったら、24のシーズン1のような展開。
ブライアン&キム父娘のコンビの息がぴったりなところも、ジャック&キム父娘のようだったし^^

最後は助かること予想しつつも、もしかすると、24の悲劇が再び?
私がいう悲劇というのは、シーズン1でジャックの妻テリーが殺されてしまったことで、もしかしたら今回も?
この不安が的中か?と思いきや、ラスト、助かりました!

ブライアン=リーアムさん、最高!また続編を見せてくださいね。

Category :

ペク・ドンス  ★★★★★

(2013年5~6月、DVD鑑賞)

ペク・ドンス <ノーカット完全版> DVD-BOX 第一章ペク・ドンス <ノーカット完全版> DVD-BOX 第一章
(2012/07/18)
チ・チャンウク、ユ・スンホ 他

商品詳細を見る


(2011年、韓国ドラマ、全29話)
出演 ペク・ドンス(チ・チャンウク)
   ヨ・ウン(ユ・スンホ)
   キム・グァンテク(チョン・グァンリョル)

(Story)
19世紀、第21代王・英祖の治世時代の朝鮮。無実の罪により処刑されたペク・サグェンの息子ペク・ドンスは、父の仲間のもとでスクスクと育つ。一方、不吉な相「殺星」を持って生まれたヨンは、偶然出会った清の殺人集団「黒紗燭籠(フクサチョロン」の元で育つ。英祖の息子、思悼世子は護衛部隊を作り、ドンスとウンは出会い、よき友、ライバルとして成長していく。だが、スパイとして送り込まれたウンは、思悼世子の暗殺をもくろみ、ドンスと対立していく。


(Review)
久々にはまった韓流ドラマです。それまで、挫折の繰り返し、長い道のりでした。
今回、はまった理由は、善と悪を分けて描くパターンが多い韓流ドラマの中で、本作はないこと。
親友が敵対し、悪役になるドラマが多い中で、本作は悪役でありながらも憎むべき悪ではなく、友情がしっかりと描かれています。

このドラマの魅力は、剣士の物語であるだけ、剣さばき、アクションシーンが見どころです。
一般に多い、男くさいむさくるしさはありません。むしろ美しい、美しすぎ^^
ドンスとウンの若さあふれる美しい剣さばきもさることながら、若手に負けじと、ドンスの師匠であるチョン・グァンリョルが演じるキム・グァンテクと、殺人軍団の長である天(チョン)の剣さばきも美しいです。
悲しき剣士たちの友情を描いたドラマは、長くもなく短くも感じないドラマ作りは完璧です。

主役のドンスよりは、不吉な相に生まれ、刺客として生き、スパイとして送り込まれたウンに目を追いました。
主役のドンスは明るくやんちゃであるのに対し、ウンは寡黙で孤独。胸に秘めた恋も、裏切らなくてはならない友情も、せつなすぎて目頭があつくなりました。
やっぱ私って、孤独な人が好きかも^^

どんな状況でも、ドンスとウンの友情は確かなものがありました。でも、運命の歯車は別な方向へと傾いていく・・・最終回は涙、涙でした。↓
もしかしたら、ウンはラスト死ぬかもしれないという予感はドンピシャリTT
憎たらしいキャラではないだし、むしろ愛すべきキャラなんだから生かしてよ~と願ったのに、いじわる!!
ウンちゃんね、可愛そうすぎるよ。いくら不吉な相だからと父に恨まれ、刺客として生きて。
スパイとして送り込まれ、そこで同世代の友達が出来たといえど、任務遂行のため、友情を裏切る苦しみ。
なにより刺客として生きるには感情を殺さなくてはいけない。
でも、優しい彼はそれができなかった。親友のドンスを殺すことができず、自ら命を絶ったのだから。
不吉の相なんぞ誰が決めたんだよ~。まったく、彼の人生をめちゃめちゃにして~。
今度生まれてくるときは幸せな人生を送ってね。ウンちゃーーーんTT



願わくば、ウン視点のドラマを今一度描いてほしいです。

大魔術師Xのダブルトリック ★★★★☆

(2013年6月3日、DVD鑑賞)

大魔術師“X大魔術師“X"のダブル・トリック [DVD]
(2013/04/12)
トニー・レオン、ラウ・チンワン 他

商品詳細を見る


(2011年、香港)
監督 イー・トンシン
出演 トニー・レオン、ラウ・チンワン


(Story)
1920年頃の北京。軍閥の雷大牛(ラウ・チンワン)は街を牛耳っていたが、私生活では愛する第七夫人・柳蔭(ジュウ・シュン)から愛を受けてもらおうと懸命だった。そんな頃、西洋帰りの魔術師・張賢(トニー・レオン)が現れ、見事なマジックで人々を魅了していた。雷も彼のマジックに魅了され、自宅に招き入れたが、それは張が仕組んだ計画であった。


(Review)
先週鑑賞した「グランドマスター」に続く、トニー・レオン主演の映画です。
同じ主演がトニーで、舞台背景も戦前の中国であるのは同じですが、違うのはグランドはシリアスであるのに対して、本作は喜劇。
トニーさん、笑わせてもらった。もう最高!
あなたは、シリアスな役をよし、喜劇でもよし。
どちらにも演じることができる貴重は役者。どちらを演じるにしろ、トニーさん独特の美しさは光っています。
今回も然り、マジシャンのあなたも、タキシードを着こなすあなたも、うっとりとするくらい美しい。
目が惚れ惚れしましたわ。

ラウさんとのコンビもGood!
テンポのいい展開も、笑わせてくれるタイミングも、キャストばかりでなく、観客まで騙してしまうトリックも最高!

「ゴージャス」のアルバートさんと同じくらい、張さんも愛すべきキャラです。

Category :

グランド・マスター ★★★

(2013年6月1日、劇場鑑賞)
guran.jpg


2013年、香港=中国=仏合作)
監督 ウォン・カーウァイ
出演 トニーレオン、チャン・ツィイー、チャン・チェン

(Story)
1930年代の中国。北の八卦拳の宗師ゴン・パオセンは引退を決意し、引退試合で自分に買った者にすべてを譲ると宣言した。候補者は一番弟子のマーサンと、南の詠春拳の宗師イップマン(トニー・レオン)。そして、ゴン・パオセンのただひとりの娘ルオメイ(チャン・ツィイー)も名乗りを上げた。
だが、野望に目がくらんだマーサンがゴン・パオセンを殺害。ルオメイは父の仇討を誓う。
一方、八極拳を極めるカミソリが不穏な動きを見せる。


(Review)
美しい独特な映像と、せつないラブストーリーを描くウォン・カーウァイ監督がカンフー映画に挑戦。
ドニー・イェンの代表作「イップマン」を手掛けるという、話題作です。

「イップマン」は詠春拳の宗師であり、ブルース・リーの師匠です。
「イップマン」といえば、ドニー・イェンというくらい、ドニーが演じたイップマンは完璧でした。
本作はそれを超えられるか期待半分。一番の観たい動機は、カーウァイ監督の作品であり、トニーが出演しているからです。

いつもながら、カーウァイ監督の映像は素晴らしい。
雫ひとつ見逃さない綺麗な映像、時間がとまったかのような描写。
カーウァン監督らしい、スタイリッシュで独特な映像。
彼らしいカンフー映画の美学が炸裂していました。

主人公はイップマンですが、彼の生涯を描いたのではなく、描きたかったのは男女の愛情劇。
カーウァイ監督らしく、タンタンとして描き方が映像にマッチしていました。

カーウァイ監督作品常連のトニーはさすが、引き出す映像に美学に溶け込んでいるだけ美しいです。
チャン・ツィイーもチャン・チェンも美しいすぎ、特にチャン・チェンはセクシーです。

きれいなカンフー映画を見せてくれてありがと、カーウァイ監督。
あなたの映像はいつも刺激を受けます。
またこれからも見せてくださいね。

Category :
該当の記事は見つかりませんでした。