ラムの映画&本ライフ

ラムの趣味である映画と本のレビューです。★5で満点、10通りに評価しています。
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超高速!参勤交代 ★★★★☆

(2014年7月18日、劇場観賞)

【チラシ2種付映画パンフレット】 『超高速!参勤交代』 出演:佐々木蔵之介.深田恭子.知念侑李【チラシ2種付映画パンフレット】 『超高速!参勤交代』 出演:佐々木蔵之介.深田恭子.知念侑李
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2014年、日本映画
監督・・・本木克英
出演・・・佐々木蔵之助、深田恭子

(STORY)
8代将軍、徳川吉宗の時代。東北の弱小藩、湯長谷(ゆながわ)藩に参勤交代が命じられる。通常なら8日かかるところをわずか5日間で行う無理難題を押し付けられ、もし行わなければ藩は潰されてしまう。それは、藩にある金山を狙う老中松平信祝(陣内孝則)の策略によるものだった。藩主・内藤政醇(佐々木蔵之介)らは、藩の存亡をかけて作戦を練り、実行に移す。


(REVIEW)
いつの時代にも弱いものいじめはある。
私服を凝らし、無理難題を押し付ける悪党がいる。
8日かかる参勤交代を5日でやり遂げるというのは無理な話。
それに参勤交代というのは莫大な金がかかる。
でも、江戸に参内しなければ、藩は取り潰されてしまう。
さあ、どうする?
現代の部下に膨大な仕事を押し付ける上司や、中小企業に無理難題を押し付ける大企業であり、自分を投影した人もいるのでは?
生き残るためには「強いものにまかれよ」と、泣き寝入りするか?
そうはせず、その難題をやり遂げ、悪党どもにひと泡ふかせたのが、弱小藩、湯長谷(ゆながわ)藩なのです。

シリアスではなく、コメディタッチでテンポがよく、笑い涙ありの人情もの。
チャンバラまであるのだから、時代劇好きな人にとっては嬉しい作品です。
一見、人がよさそうな藩主さまは、頭のキレがよく、武道にも優れ、常に弱いものの味方をするお方。
おお、「イップマン(葉問)」のようなお方ではありませんか^^
その藩主さま、身分なんぞ関係ないと、一目ぼれした女性を守るのだから、胸がきゅん。
部下(藩士)たちも知恵に優れている者、武道に優れている者、冷静な判断ができる者と、それぞれの得意分野を伸ばし活躍していきます。

人って信じられぬものといえば、そうではない。
「真心が人の心を動かす」というように、悪党の隠密は心を動かされ、恩を忘れない藩も助けてくれるのだから。

最後は悪党どもにギャフンと言わせるのだから、これこそ快感なものはありません。
これって、時代劇の王道というべき作品でしょう。
こんなシンプルな作品こそがいつの時代も愛される作品ではないか思うのです。

正統派時代劇がお好きな方、仕事や人間関係で疲れている方、観た後は元気をもらいますよ。
オススメです。

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最後のマイウェイ ★★★★☆

(2014年7月15日DVD観賞)

最後のマイ・ウェイ [DVD]最後のマイ・ウェイ [DVD]
(2014/01/24)
ジェレミー・レニエ、ブノワ・マジメル 他

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2012年、仏映画
監督・・・フローラン・エミリオ・シリ
主演・・・ジェレミー・レニエ
     ブノワ・マジメル

(STORY)
1939年、エジプトで生まれたクロード(ジェレミー・レニエ)は、政変後、フランスに移住する。父親の反対を受けながらも歌手の道に進み、敏腕マネージャー、ポール・ルデルマン(ブノワ・マジメル)と出会い、スターの座に上りつめる。ある日、フランス・ギャルとの破局を歌った「コム・ダビチュード」が、尊敬するフランク・シナトラがカバーしていたことを知る。


(REVIEW)
世界的大ヒットの「マイウェイ」といえば、シナトラ。
しかし、その名曲には隠された真実があり、それを語っているのが本作です。

「マイウェイ」は元々フランスの曲であり、フランスのカリスマ的歌手、クロード・フランソワが作ったことは本作で知りました。そもそも、クロード・フランソワという歌手も知ったのは本作であります。

60~70年代のミュージック界。歌にダンスに衣装、実にゴージャス!実に華やかです。
スポットライトに浴びるにふさわしいのはスターと呼ばれる人たち。
クロード。フランソワもそのひとりであったことは納得です。

偉人を題材にした話は華やかな表舞台の裏の影を描いていますが、彼もそのひとり。
スターの座を手に入れたクロードは、完全なるオレ様主義。
鼻持ちならぬやつで、傲慢な態度で渡り歩き、離れる側近も数知れず。
でも、彼に惹かれずにはいられない。だからスターなのです。

恋も私生活もゴージャス!の反面、自己中心的で嫉妬深く、失恋、離婚の繰り返し。
音楽の道に歩む息子に反対する父との確執、ギャンブル好きの母が作った借金。
でも、それをバネに曲を作る。
スターを作り上げるのは彼ひとりの才能ではない。敏腕マネージャーの手腕があり。
素晴らしい!売れればいいというものでは・・と、顔をしかめる人もいるでしょうが、
生存競争の激しいエンターティメント界で生き抜くには必要であり、実にパワフル、あっぱれです。

サントラ盤欲しいですね。
シナトラの「マイウェイ」ではなく、クロードの「コム・ダビチュード」を聴きたいです^^

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47RONIN ★☆

(2014年7月7日 DVD観賞)

47 Ronin47 Ronin
(2013/11/26)
Joan D. Vinge

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監督・・・カール・リッシュ
出演・・・リアヌ・リーヴス
     真田広之
     浅野忠信

(STORY)
赤穂藩の乗っ取りを図る吉良(浅野忠信)は、ミステリアスな女性ミヅキ(菊池凜子)の魔力により、赤穂藩主を切腹に追い込む。主君を失った大石(真田広之)は、主君の敵を討つべく、はぐれ者の混血のカイ(キアヌ・リーヴス)を救い出し、かつての仲間と再会する。47人の浪士たちは結束を固め、吉良の城に乗り込む。

(REVIEW)
有名な赤穂浪士47士の討ち入りを題材にした作品。
いわゆるハリウッド版「赤穂浪士」は、日本とは思えない情景と魔力使いから、ディズニーのアニメのようにファンタジックな作品に仕上がっています。
米国が想像する赤穂浪士は、「悪い奴らはね、おどおどしたお城に住んでいて、最後には正義の味方に倒されるの」って感じなんですよね。

主君の無念を晴らす、重厚な話と言うより、水戸黄門ようにも感じます。いや、まだ水戸黄門の方が涙の感動のシーンはありますが、それすらない。
時代背景は無理としても、せめて松の廊下の刃傷沙汰は描くべき。
「なぜ敵討ちをせざるえなかったかよりも、やられたならやり返す」は、日米の違いか、それとも制作側の赤穂浪士の理解が足りないのか・・いずれにしても、本作は感情移入できなかったですーー;

豪華キャストのわりには、みなさん、やる気がないようで。
キアヌそうだし、真田さん。
ハリウッドで活躍している今よりは、「たそがれ清兵衛」の重厚な演技が懐かしいです。

あとミスキャストといえば、ヒロイン役の柴咲コウ。
純白の花嫁姿、結婚式の襲来のシーンは、ルパン三世のカリオストロの城を思い出します。
どうせなら、クラリスのような健気な女性の方がよかったかも^^;

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ビブリア古書堂の事件手帖 5 ★★★★☆

(2014年7月1日読了)

ビブリア古書堂の事件手帖 (5) ~栞子さんと繋がりの時~ (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖 (5) ~栞子さんと繋がりの時~ (メディアワークス文庫)
(2014/01/24)
三上 延

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(STORY)
鎌倉の片隅にあるビブリア古書堂の美しき店主、栞子を思続ける店員、大輔は、思い切って告白した。
栞子は「今は待ってほしい。答えを出すから」と。彼女が出した答えとは?
2人の関係を結びつけたのは古書だった。


(REVIEW)
ネタバレがあります。
前回のラスト。大輔の告白。
さあ、栞子さんの答えは?
と、一番気になることから話が始まってます。

答えを出すまでの過程(回想)は、早く結果が知りたくて、ヤキモキさせられました。
それが読む側としてはたまらないのですが^^;

その答えですが、本篇も古書が関わってきます。
ふたりのぎこちない関係と、やるせない心理と人間関係と・・
それらを古書を絡ませて展開する進め方は上手いです。

手塚治虫先生の「ブラックジャック」を題材にした話は、ファンとして嬉しいかぎり。
先生のエピソードも詳しい。
三上氏の古書の知識には脱帽しました。

さあ、エピローグ。
栞子さんの答えは大輔とつきあうことに
よかったね、大輔^^

今後、ふたりの進展があるのでしょうか?
次巻も楽しみです。

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