ラムの映画&本ライフ

ラムの趣味である映画と本のレビューです。★5で満点、10通りに評価しています。
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風のなかの櫻香 ★★★

(2015年9月17日読了)

風のなかの櫻香 (徳間文庫)
風のなかの櫻香 (徳間文庫)内田 康夫

徳間書店 2014-01-08
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(STORY)
奈良の由緒ある尼寺の養女として迎えられ、大事に育てられた櫻香(さくらこ)。
彼女が中学生になると、見知らぬ女性か声をかけられ、
「櫻香を出家させるな」との不審な手紙と、不審な事件が続く。
尼僧、妙蓮から相談を持ちかけられた浅見光彦は、櫻香の出生の秘密を探る。


(REVIEW)
表紙を見た時、美しいと思いました。
櫻香という謎の美少女、奈良、尼寺、
小公子をモチーフにしたまとまりある綺麗なストーリーです。
桜の香りに導かれるように、一気に読める
新たなる浅見わーるどに感じました(^m^

「美少女、櫻香の出生の秘密を探る」
”この子、誰の子?”のようにドラマとしては面白いですが、
トリックがあるわけでも、逆転があるわけでもなく、
殺人、誘拐があったわりには、ハラハラドキドキ感もなく
旅情、歴史ミステリーがあるわけでもなく・・
ただタンタンと静かに話が流れていく展開なので、
安心して読めます。

櫻香ちゃん、いい子だね。
いい子すぎて、優等生すぎて、
神かがりのような子とでもいうべきでしょうか。

櫻子ちゃんをもっとミステリアスかホラーのように描くか、
浅見さんのロリコンぶりとか、もし描かれていたのなら、
さぞかし面白いだろうにと。
これは私の勝手な妄想デス^^;

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秘密 ★★★★

(2015年9月DVD観賞)

秘密 DVD-BOX 1
秘密 DVD-BOX 1
ポニーキャニオン 2014-08-06
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2013年、韓国ドラマ、全16話
チョ・ミニョク・・・・・チソン
カン・ユジョン・・・ファン・ジョシウム
アン・ドフン・・・・・ペ・スビン
シン・セヨン・・・・・イ・ダヒ

(STORY)
司法試験に合格し、念願の検事となったドフンからプロポーズを受けたユジョン。
その幸せもつかの間、大雨となり、ドフンが運転していた車が事故を起こしてしまう。
同乗していたとはいえ、何も知らないユジョンはそのまま車に戻ったが、まさか人を轢いていたとは・・
自分の運命を狂わすとは思いをよらなかった。
事故の被害者は死亡し、被害者の恋人、ミニョンは復讐を誓う。

(REVIEW)
またも身代わりの話ですか!?
これで何作目?韓流ドラマは身代わり刑務所の設定が多いです。
愛する人のためには自分が身代わりになる。うーーん、愛が深い^^

愛を信じる純粋な女性ユジョン。
愛に飢えている男性ミニョク。
愛を踏み台にする男性ドフン。
屈折な愛でしか表現できない女性セヨン。


主要キャラ4人の愛の形が
大雨でのひき逃げ事故をきっかけに絡み合い、
愛憎劇がはじまり、それぞれの行方が違っていきます。

善の仮面をかぶった男、
自分のことを一途に愛する女性ユジョンを踏み台にする悪い男を演じるペ・スピンを目当てでしたが、
適材適所の配役のせいか、それぞれのキャラが光っていました。
ただし、感情移入だけはできなかったけど^^;

大人になれよ!あんたはただのボンボンか!と思えたドラ息子を演じたチソン。
今まではどの役柄も同じ顔をしていたから、なんとも思わなかったけど、
今回は演技がよかった、上手くなったね^^

恋人ジヒの復讐とはいえ、ヒロイン、ユジュンを板降り続けるミニョク。
いつの間にか憎しみは愛へと変わっていく。
婚約者ドフンのため、自ら身代わりとなり罪をかぶったユジュン。
獄中で産んだ息子との別れと死、父親の死、借金、いやがらせ、信じていた恋人の裏切り、
これでもかこれでもかの不幸の連続の末、自らも反撃していく。
正義感のドフンが、罪を重ね、善という仮面をかぶり、野望を突き進んでいく、
たとえ、その先に絶望であろうとも・・
ミニョクと政略結婚をするセヨン、
愛はなくてもいいと思っていた彼女だったが、長年のミニョクへの思いが抑えきれなくなり・・

本当の悪人は一体誰か?
「罪の無い人間はいない」
これがテーマでしょう。

ここからネタばらしになるので隠れます。

ユジュンの仮出所を拒んだのはミニョクかと思ったら、ドフンだったとは。
ユジョンと息子サンを離ればなれになるように仕組んだのは彼の仕業。
ミニョクが面会に来なければ、サンの虐待はなかっただろうにと思っていたから、
すっかり騙されましたわ(私はね)

4人の主要キャラ同様、いやそれ以上に強烈な印象を残したのはドフンの母。
サンは死んだとはいえ、書類上だけしかなかったから、もしやとは思っていたけど、
本当に生きていたとは。
これは、息子のためにと、ドフン母が仕組んだこと。
息子のためには罪も犯す、これも母の愛!?・・・すさまじいすぎる^^;
息子を溺愛しているわりには、養子に出すとは孫には冷たかったのね。
嫁になるユジュンにも。すごい仕打ちだわーー;

ひき逃げ事故の真相。
本当の犯人はセヨンだったとなれば、これは面白いと思ったけど、
そうとはならず、予想はずれ^^;
ひき逃げしたのはドフンだけど、
本当は気づいていてそのまま去ったユジュンも、
ジヒを追い詰め、守りきれなかったミニョクも、
ミニョクに別れるようにジヒに告げたセヨンにも、
それぞれ罪悪感があった。
会長までもジヒを追い詰めていたとは^^
グァンスは会長の命令で動いたのかしら?^^

ほとんどの韓流ドラマにもいえるけど、
集団でいじめる、追い詰める設定が多いすぎ。
こわ><

「野王」のようなハードで、最後はむなしさだけが残るドラマになるかと思ったけど、
最後はみなハッピーエンドになって、綺麗にまとまってよかった、よかった。

サンが生きていたことで、元のサヤに収まるかと思ったけど、これが自然なんだよね。
ドフン&ユジョンは事故の時から、いやドフンの母があの状態だから、もともと縁がなかったと思うし、
ミニョク&セヨンは、もしかしたら最後はこのふたり・・と思ったら、やはり縁がなかったのね。

グァンス、ミニョクにこき使われて、いつ倒れるかと心配しましたよ^^;
女性たちにはマスコットのように可愛がられて^^
愛されるキャラだね。
本当にお疲れ様でした。彼女といつまでもお幸せに^^

恐山殺人事件 ★★★★

(2015年9月2日読了)

恐山殺人事件<「浅見光彦」シリーズ> (角川文庫)
恐山殺人事件<「浅見光彦」シリーズ> (角川文庫)内田 康夫

KADOKAWA / 角川書店 2014-07-25
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(STORY)
音楽教師 杉山博之が変死体をして発見された。音楽学校主催者、高川は他殺ではないかと疑っていた。その高川も死体となって発見された。高川から杉山の殺人事件の真相を調べてほしいと依頼を受けていた浅見光彦は、杉山の祖母サキがイタコで「博之は北に来る何かによって殺される」をヒントに北へと旅立つが・・


(REVIEW)
光彦さん@榎本さんの同名ドラマは昔、観たきりなので覚えがありません。
数年前、光彦さん@沢村さんの同名ドラマは覚えてます。
確か、料理人だったような・・
キャラの名前は同じでも、職業は音楽家。
ヒロインは歌手志望の新人女優?
まあ、設定はどっちでもいいや^^;

舞台の下北地方、青森は先々月訪れた観光地。
また旅をした気分にさせてもらい、旅情を味わうことができます。
舞台が恐山だけあって、オドオドしたホラーぽい話の展開は私好みですわ♪

音楽家2人の変死は他殺か?
「北から来る何者か」は一体誰か?
ヒロイン紹子はオーデションに受かったのは偶然か?
いくらプロデューサーお墨付きとはいえ、ズブの素人が受かるとは・・
東京の華やかな芸能界、オドオドしい零場恐山。
相反するふたつの舞台を、うまく絡ませてながら展開していたと思います。

犯人は↓
{
「北から来る」から秋田・角館、イタコの娘である春美かと思ったら
井出とはね・・・とんだ肩透かし!!
春美はもっと活躍するかと思いきや、危険な女で終わったとは残念ーー;
]


殺人もこれといったトリックがあるわけではないし、
青森、秋田の旅情と、ホラーの気分を味わっただけでもよしとします。

お化けが苦手の光彦さん、ご苦労様でした(笑)


下流の宴 ★★★★☆

(2015年6月24日再読)

下流の宴
下流の宴林 真理子

毎日新聞社 2010-03-25
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(STORY)
福原由美子、48歳、主婦。それなりの教育を受けた彼女の悩みは成人になった息子・翔が中卒で、フリーターであること。翔に一日でも早く元の生活に戻って欲しいと願っていたが、彼にはまったくその気がない。それどころか、いきなり結婚したいと言ってきたのだ。相手は育ちが悪そうな品のない娘・珠緒。由美子はふたりの結婚には大反対。普通の生きてきたつもりでいた由美子は、しだいに下の世界へと落ちていく。


(REVIEW)
自分は普通に生きてきたつもりでいた。
これからも続くと思っていたが、どこでどう狂ってしまったのか、普通ではなくなってしまっていく。
そう自分では自分のことが気づくことはない。
人と比べてしまい、自分の価値観に合わなければ排除する。
そんな女性の心情をリアルにを描いています。

自分の実家の栄光までも引き出して、自分は、自分の家はいかに上かを示したい。
世間にはよく見せたい。ボロを見せてはならない。
自分の価値観は絶対的で、プライドが高い。
身近にも、前の女上司も似たような人がいました。
イヤな女を描くなら林さんの右に出る人はいないでしょう。

逆に息子、翔くんの恋人、珠緒ちゃん。
由美子が自分の実家が医者であること、いかに偉いかといったら、
「医者って偉いですか?だったら私がなります」
と啖呵を切りました。スカーーとしたね。
医大に入る?無理だろうと覆し、本当に医大に見事合格!
不可能なことを実行するだから偉い!
それに比べて、息子の翔君ははい上がれないまま。
そう、由美子と珠緒の立場が逆転したのです。

とはいっても、やはり目がいくのは由美子。
嫌いだこの女と思っても、彼女の気持ちはわからないわけではありません。
むしろ、同世代だから、わかるほどです。
ついていけないことや、理解できないこともある現代。
普通であることがいつの間にか覆され、いく。
自分の価値観や自分の生活が否定され、
そればかりか下へと流されるか、わからないのですから。

好きと嫌いは紙一重。
いつの間にか由美子に投影しました。

さあ、由美子さん。これで顧みるかと思えば、そうではない。
息子がダメなら孫。
同じことの繰り返しになるのに、下流に落ちていくしかないのに、
学習ができないでしょうね。

また再読したい一冊です。

6月の読了しましたが、レビューがまとまらなかったため、本日upしました。

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