ラムの映画&本ライフ

ラムの趣味である映画と本のレビューです。★5で満点、10通りに評価しています。
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雪煙チェイス  ★★☆

2016年12月20日読了

東野圭吾/実業之日本社

(STORY)
殺人の容疑をかけられた大学生・脇原竜実。
彼のアリバイを証明できる人物ー新月高原スキー場で出会った女性スノーボーダーを追って、
竜実は長野県里沢温泉スキー場へと向かった。
一方、警察も竜実を追って、スキー場へ向かう。


(REVIEW)
先月刊行に続き、本作も舞台はスキー場。
スキーが好きでいらっしゃいますね、東野センセ^^

殺人の容疑をかけられた大学生が、
アリバイを証明できる女性スノーポーダーを追って、
スキー場にやってきた。
広いゲレンデで、彼女を見つけられるか?
警察が我もが先に手柄を立てようと、
彼を追ってスキー場にやってきた。
スキー場を舞台に繰り広げられるチェイス。
さあ、どうなる?と、スキーのようにスピードに乗って、
ノンストップで読めます。
話の結末は?↓

主人公が探している謎の女神は、
葉月、千晶、莉央のいずれか。
莉央かなと思ったらやっぱり。

どんでん返し連続を期待したのに何もなし。
スピードに乗って、グイグイと読んだだけ、がっかり。
「白夜行」のような、心に揺さぶられるものはなし。
なんか空振り状態だったって感じ。

連続刊行したスキー場シリーズは、前作の「恋のゴンドラ」に軍配デス。

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2度目の二十歳  ★★★★★

2016年10~11月DVD鑑賞


2015年、韓国ドラマ TV版16話編集、DVD版24話編集
ハ・ノラ・・・・・・・チェ・ジウ
チャ・ヒョンソク・・・イ・サンユン
キム・ウチョル・・・・チェ・ウォニョン

(STORY)
18歳で出来ちゃった婚をしたハ・ノラは、夫と息子だけに生きてきた専業主婦。
大学教授のウチョルは、そんなノラが煩わしくなり、教養がないを理由に離婚を叩きつける。
夫に合わせようと、大学受験をするノラ。補欠入学できた大学は夫の転勤先でもあり、息子ミンスも入学。おまけに高校時代の同級生ヒョンソクまで講師として勤務していた。


(REVIEW)
今まで韓流ドラマを数多く・・といっても、全部知っているわけでもないですが、
事件、事故、怪我、病気、殺人、記録喪失、病院、血縁問題、行方不明などなど、
韓流ドラマの法則というべきものがありましたが、本作にはなし。
あっ、病院のシーンはあっても、医者のミスで間違った診断を宣告したので、これは却下。
衝撃的な展開がない分、退屈かといえばNO!
最後までヤキモキさせされ、楽しめる展開は、
脚本の出来が素晴しく、クオリティーが高いドラマです。

薄幸の女性か、プライドの高い女性のイメージが強いチェ・ジウ。
本作は等身大の女性をおちゃめに演じていました。
新しいチェ・ジウの発見というべきでしょうか。

チェ・ジウが演じるノラは出来婚してからというもの、専業主婦一筋。
夫のため、息子のためとずっと日陰生活。
そんな彼女も報われるどころか、夫から無教養という理由で理不尽な離婚を叩きつけられてしまう。
夫に合わせようと、大学受験し、見事(補欠)合格!
夫から入学を理解してもらえず、失意のどん底の中、追い打ちをかけるように余命あと数か月と宣告されてしまう。
ああ、崖っぷち・・あっ、これは医者のミスで、彼女は健康デス(笑)

それがきっかけで彼女は残りの人生をやれなかったことをやろうと決意する。
息子と同世代の学友たちの厳しい視線なんぞ、なんのその。
周りは自然とノラの魅力に惹かれ、彼女はキャンバスライフを謳歌していていく。
そう彼女自身も成長していく・・というのが、大体のあらすじです。

ノラが入学した大学には、同期に入学した息子ミンスも、転勤となった夫までいる。
しかも、高校時代の同級生が講師!?
その同級生ヒョンソクは、ノラが初恋相手。
彼女が突然結婚したことで、未だに深い傷を負っている。
少なからず恨みも?
哀れな(?)ヒロインを助けるヒーローのはずが、
意地悪をしたりと、まるで子供かと思えるようなヤツで(笑)
何か面倒な男です^^;

ノラの夫ウチョルも、自己主義で、自分が絶対に正しいと思っているイヤな男。
自分が不倫しているというのに、ノラが無学だからと自分の御都合主義で通している。
でも、ノラが成長していくと、離れていくようで、縛りつけようとしたり。
彼も何かと面倒な男なのデス^^

でもね、やはりヒョンソクはノラのヒーローでした。
なんだかんだと言っても見守っている、助けている。
学生の頃からノラ一筋で、未だに独身とは
胸きゅん、きゅん!!のはずが・・
なぜか私、ノラの夫ウチョルが気になったですよ。

ノラは成長していくからいい。
でも、ウチョルはどうなるんだ?と心配で、心配で・・
今まで従順だった妻ノラからの痛いピンタ!(スカーとした)
恋人を怒らせてしまい、追い詰められて。
(助けたのはヒョンソク)
嫌ないヤツには天罰を!だけど、哀れに感じたですよね。
嫌な男だけど、憎めない。
そんな男をコミカルに演じたチェ・ウォニョンさん。
配役の中でも光っていました。

最後はみんな丸く収まってハッピーエンド。
年なんて関係ない、
青春を取り戻す、
第二の人生を歩む
初恋は実る!などなど、いっぱいメッセージが詰まったドラマ。
勇気と元気と幸せをありがとう。
また見たいドラマです。








聖の青春  ★★★

2016年11月24日、劇場鑑賞


2016年、日本映画
監督・・・・森 義隆
出演・・・松山ケンイチ
      東出昌大
      リリー・フランキー

(STORY)
幼少期よりネフローゼを患い、入退院を繰り返しながらも、将棋に出会い、名人を目指すプロ棋士・村山聖(村山ケンイチ)。
7段に昇格した頃、同世代の羽生善治( 東出昌大)が名人のタイトルを獲得する。彼に強烈に意識する聖は、さらに将棋に没頭していくが、病魔が彼の体を蝕んでいき・・29歳で夭折した天才棋士・村山聖(さとし)の青春を描く。


(REVIEW)
原作「聖の青春」を基に実在した29歳で夭折したプロ棋士・村山聖の最後の4年間を描いた作品です。

谷川さん、羽生さんら棋士が活躍していた将棋ブームの頃、懐かしいです。
私も、TVで対局を観ながら応援していました。
が、将棋はまったく知らないし、覚える気はありません^^;

村山さんは名前だけは聞いたことがありましたが、実際に知ったのは死後です。
東の羽生、西の村山と言われ、羽生を追い詰めた男、村山聖。
その彼が映画化となると聞き、まず原作を読み、それから映画館に足を運びました。

映画を観た正直な感想は演技、配役は★5つ、脚本、演出が★2つ。
20キロ増量し、村山さんを演じる松山さん。
まるで村山さんの生き写しのよう。
対するライバルの羽生さんを演じる東出さん。
クセとか、そっくり。
ふたりともよく観察している、役者魂を感じられました。
安田さんも、師匠役のリリー・フランキーら脇役ら面々もいい。
適材適所の配役です。

退屈することなく観ることができましたが、
残念なのは、羽生との対決をスポットにあてているせいか、森師匠との師弟愛が薄いこと。
少年時代のエピソードが少ないせいか、物足りないこと、
そのせいか、理解できにくい箇所もあったし、心に響くものがなかったです。

将棋大好き夫の感想ですが(一緒に映画館で観ました)、
局画面をもっと映してもらいたかった。
そのせいか、緊迫感がないと言っていました。

Category :

聖の青春  ★★★★☆

2016年11月23日読了

大崎善生/角川文庫

(STORY)
幼少期に重い腎臓病「ネフローゼ」を患い、入院先で将棋と出会う。
15歳で森信雄に師事、名人を目指し、将棋に没頭していく。
が、病魔は彼の体を蝕んでいき・・・29歳の若さをこの世を去った天才棋士・村山聖の生涯を描く。


(REVIEW)
映画公開がきっかけて読みました。

将棋ブームの頃、村山棋士の名前だけは知っていました。
彼のこと、人生や病気のことは彼の死後です。

難病をかかえながらも駒を射す、村山聖。
対局は数時間からまる2日までかかるくらい、体力勝負の壮絶な戦いです。
本書で彼の人生を改めて読むと、魂が揺さぶられるとでもいうのでしょうか。
彼の生きざまや情熱、魂がヒシヒシと感じられ、胸に熱いものがこみ上げてきました。

もし、彼が病気でなかったら、将棋との出会いがなかったかもしれません。
また、村山聖という天才棋士を生れることもなかったでしょう。
その点では、皮肉というべきですが。

でも、私は思います。
自分のやりたいことを見つからない、
見つかってもやれない、打ち込むことができない人が多い中で、
彼は好きな将棋の道を打ち込むことができた。
短くても実のある生涯だったと。
彼の人生はあっぱれ!と言いたいです。

殺人の四重奏 ★★★★

2016年11月5日読了

藤本ひとみ/集英社

(STORY)
フランス絶対王朝時代。王の寵愛の黒いミサ、復讐する女、侯爵令嬢になりすます女、蝋人形を作る女の4つの物語


(REVIEW)
タイトルに惹かれました。
王の愛人の座をめぐる争いを描いた「寵姫モンテスパン夫人の黒いミサ
復習に燃える女性を描いた「詐欺師マドレーヌの復習
侯爵令嬢になりすます女性を描いた「侯爵令嬢アエーラのたくらみ
そして、「王妃マリー・アントワネットの首
ギロチン後のアントワネットの首のことが描かれているのかしら?
オカルト好きな私^^ワクワクドキドキしました。

読んで見ると、予想していたドロドロ、
背筋がゾーーーとするようなこわーーーい話ではなく、
過酷な時代であろうとも、したたかに生き抜く女性たちのたくましさを描いた話でした。
戦う女性を描くのは、いかにも藤本女史らしい。
どの作品もテンポがよく、文章のキレがよく、主人公に感情移入しやすいです。

舞台であるフランスの絶対王政も宮廷、貴族、街の下町でも、女性たちにとっては戦場。
でも、後ろ盾はなくとも、自分の運命と立ちむかい、時には自分を見失おうとも、前へと突き進む。
現代にも通じるのではないでしょうか。

私個人としては面白かったのは、「寵姫モンテスバン夫人の黒いミサ
表面的には微笑ましくも、裏では愛人の座を巡って戦う女性たち。
美しくもしたたかに・・まるで大奥を想像しました。
「詐欺師マドレーヌの復習」「侯爵令嬢アエーラのたくらみ」は最後、ヒロインはどうなるだろうと思ったら、
なるほどね・・と、納得しました^^
最後の「王妃マリー・アントワネットの首
パリにある蝋人形の館に行きたくなりました。


円卓 ★★★★

2016年11月24日読了


(STORY)
こっこ(琴子)は、三つ子の姉と両親、祖父母と公団住宅で過ごす小学3年生。家族に愛されながらも、こっこの憧れは孤独。そんな少女の日常をユーモラスに描く。


(REVIEW)
幸せそうな家族で過ごしているものの、主人公は偏屈で悩み多き少女。
周りとの価値観の相違や、悩みとか、そうそう、昔の自分もあったな~と、
いつの間にか西わーるどに迷い込みました。

どのキャラも、どのシーンも、強く印象は残りませんが、
ひとつひとつのエピソードはクスッと笑える。
偏屈な主人公のせいか、毒がありそうだけど、
ほんわかとさせてくれる不思議な世界が広がっていました。

これが”西わーるど”なんです^^
心が温まる一冊でした。





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