ラムの映画&本ライフ

ラムの趣味である映画と本のレビューです。★5で満点、10通りに評価しています。
MENU

本能寺ホテル ★★

2017年1月24日劇場鑑賞


2017年日本映画
監督・・・鈴木雅之
出演・・・綾瀬はるか
     堤 真一
     濱田 岳

(STORY)
ふとしたきっかけで本能寺ホテルに宿泊することになった倉本繭子(綾瀬はるか)。ホテルのエレベーターから降りると、そこは1582年の本能寺であった。天下統一を目の前にした織田信長(堤真一)は、森蘭丸(濱田岳)ら家臣たちと本能寺に滞在しており、そこに見られぬ格好の繭子が現れたことで大騒ぎとなる。


(REVIEW)
”今もなお謎に包まれている「本能寺の変」に現代人が現れる”という斬新な設定に惹かれました。
歴女の私の血が騒ぎ、それはもう楽しみにしていました。

京都の路地裏にたたずむレトロな建物の「本能寺ホテル」
そのホテルが戦国時代、それも本能寺とつながっていたとは!!??
それも「本能寺の変」の前日、信長が自害する最後の一日だったとは??

地なのか、ボケた女を演じさせれば綾瀬はるかは天下一品。
現代でもタイムスリップした先でも、鬼より怖いと言われる信長であろうとマイペース(笑)
対する信長は一見怖そうでも、人間味あふれるお方。
仕える蘭丸くんは美少年のはずが(笑)・・
濱田岳が演じると、なかなか味があるキャラになりました。

繭子はタイムスリップしながら、現代と戦国の世を行き来し、
この先はネタバレになるので隠れます。↓


信長が生き延びれば、歴史が変わる。
歴史を変えてはいけないだけど・・
繭子は信長に光秀の謀反を話しました。

さあ、信長、これからがどうするか?
信長の遺体が見つからないのならば、
繭子と一緒にタイムスリップする。
そして、信長は現代を楽しむと予想しましたが、
ええ??このまま本能寺で最期を迎える。
二転三転もする展開を楽しみにしていたせいか、肩透かしのような。
これでは歴史ミステリーの謎解きではない!!!
風間杜夫の演じたホテルの支配人がキーワードかと思ったら、何もないし。
キャラの無駄使いのような気もしました。

スポンサーサイト
Category :

君の名は。 ★★☆

2017年1月20日劇場鑑賞


(STORY)
飛騨の田舎町で暮らす女子高生の三葉と、東京で暮らす男子高生の瀧は、不思議な夢の中でお互いが入れ替わっていることを知る。出会うことがない二人が行動をする時、運命の歯車が動き出す。


(REVIEW)
監督、脚本は新海誠。
原作は新海監督の書き下ろし。

昭和にヒットした「君の名は」と「同級生」、
ファンタジーがプラスされた作品です。
観始めてすごいと思ったのは、映像美。
彗星、都会、飛騨の風景など、引き込まれました。

話もテンポがよく、飽きることなく最後まで観れます。
「君の名は」+「同級生」という展開は最後どうなるかと思ったら、
これでもか、これでもかという演出にぽかーーんとしました。
後半はファンタジーといえばそれまでですが、
パラレルの世界を表現しているのでしょうか。
つまり何度もやり直してでも、二人は運命の糸で繋がっているという純愛もの。
これぞ現代風「君の名は」^^
純愛好きな人は涙するかもしれませんが・・私はさほど印象に残らずでした。

隕石でなくて、現代に多い災害にすれば、
リアル感もあって感情移入しやすかったし、
メッセージ性もあったのでは?と感じました。

Category :

海よりもまだ深く ★★★★☆

2016年12月29日DVD鑑賞


2016年、日本映画
監督・・・・・是枝裕和
出演・・・・・阿部寛
       樹木希林
       真木よう子

(STORY)
中年男、良太(阿部寛)は、15年前に賞をとったきり自称作家。
今は探偵事務所で働いているが、作家になる夢をあきらめたくないため、妻には愛想つかされ、養育費も払えない生活を送っている。
そんな彼の唯一の頼みは団地で暮らす母、俶子(樹木希林)。
ある日、良太と妻の響子(真木よう子)と息子がたまたま淑子の家に集まった。
しかし、台風で帰れなくなり、三人は俶子の家で一夜を過ごすことになる。


(REVIEW)
久々の是枝作品です。

これといった見せ場はないけど、じわりとした感動があって、
笑いがあって観た後に余韻を残す、是枝監督わーるど満載でした。

母親役の樹木希林さんと息子役の阿部ちゃんは、息がぴったりで、
まるで本物の親子のようです。

生活に追い詰められながらも夢は捨てきれない。
人生こんなはずではなかった。
父親を反面教師と思っていても、同じことをしている自分。

笑っちゃうほどのダメ男も元は夫であり、ひとりの父親。
妻と息子の幸せを祈りつつも、気になって仕方がない。

夢と家庭、手に入れられない。
どちらかを切り離せなければならない。

そんな不器用な男がなんともいえない。
やるせなさ、もどかしさがじんわりと心に響きます。
ダメ男を演じさせたら、阿部ちゃんピカ一です。

また彼の周りの人々、家族たち。
ピリとしたスパイスと、ほんわりとしたやさしさを包んでくれました。

是枝さんの描く家族は最高です。

Category :

この世界の片隅に ★★★★★

2016年12月26日劇場鑑賞


(STORY)
昭和19年2月、軍港の町・呉にお嫁にやってきた”すず”(声・のん)。
見知らぬ土地で海軍勤務の文官の北條周作の妻となったすずの毎日が始まった。
最初は戸惑いながらも、北條家の人々に囲まれながら、少なくなる配給物資の中で服を作り直したり、食卓を賑わせ、毎日を過ごしていく。そして、昭和20年・・


(REVIEW)
原作を読んで感動したので、本作も観ました。
評判通りの作品です。

原作と同じく、ほのぼのとした絵柄とキャラクターたち、淡々として日常。
舞台は戦争中の軍艦の町・呉。
物資が少ない?なんのその、工夫すれば、にぎやかな食卓になる、
服も工夫をすればほら、小さな幸せが見えてきます。

今、アニメを見ているのか、実物のか混合してしまいました。
それは”のん”の声が”すず”そのものだからでしょうか。
役柄にぴったりの声で、まるで実物が存在したかのように感じました。

みんな笑って暮らせたらいいのに・・”

平和な日常も連日の空襲で壊されていきます。
そこで失ったものがあります。

あたりまえだったことが、突然失われるやるせなさ、
でも、生きていかなくてはならない。

災害の多い現代も同じく、これは決して他人事では思えない・
戦争が反対とか、戦争は悲惨だとか、
ドラマチックに描いているわけでもなく、
等身大の人々の平凡さがタンタンと描かれたからこそ、心に打つものがある。
失った悲しみ、やるせなさと感じされました。

ありがとう、世界の片隅にウチを見つけてくれて
夫・周作に感謝する”すず”の言葉です。
周作、北条家の人々も、まわりの人々も
ラストの孤児との出会いも、後世の私たちも、
人をのつながりを感じされました。

いい作品をありがとうと言いたいです。



Category :

クイーン・メアリー ファーストシーズン ★★★★

2016年10~12月,DVD鑑賞


(出演)
メアリー・スチュアート・・・・・・アデレード・ケイン
フランソワ・・・・・・・・・・・・・トビー・レクボ
バッシュ(セバスチャン)・・・・・トーランス・クルームズ

(STORY)
1557年、スコットランド女王メアリー・スチュアートは、婚約者であるフランスの王太子フランソワと再会を果たす。陰謀が渦巻くフランス王宮内で、祖国の為、恋の為、また自分自身のために正しい道を切り開こうとする。


(REVEW)
実在したスコットランド女王メアリー・スチュアートの青春を描いた物語です。

まるで16世紀のヨーロッパのファッション誌を観ているようなきらめくドレスの数々。
主役のメアリーも、侍女たち、姑のカトリーヌ・ド・メディシスもみんなオシャレ^^
プラス、フランソワバッシュらイケメンたち。
そこは16世紀のフランスの王宮だけど、中身は現代。
キャラたちは現代の若者と同じように恋もするし、青春も謳歌してます。
本作で描かれているのは、幸せだった頃のメアリー。
彼女には祖国のスコットランドの問題、嫁姑の問題が立ちふさがります。

西洋史のドラマとなれば、歴女の血が騒ぐ。
目当てはメアリー、カトリーヌ、ノストラダムス
中でもノストラダムスの予言がどう描かれるか見たかったですよ。

ノストラダムスといえば、「1999年の予言」が有名です。
「1999年の予言」がどう描かれるかと思ったら、フランソワの死の予言でした^^;

「フランソワはメアリーと結婚すると死ぬ」と予言するノストラダムス。
事実、彼はメアリーと結婚した翌年に亡くなっています。
運命を変えてほしいと思っても、歴史を変えることだからできません^^;
予言を信じているカトリーヌは、あの手この手使って、息子フランソワとメアリーを別れさせようとします。
メアリーも的中するノストラダムスの予言を信じ、愛するフランソワの為、フランスを去ろうとします。
その時、フランソワの異母兄バッシュが現れ、ふたりは行動を共にします。
メアリーと駆け落ちしたということでバッシュが処刑されそうになるですよね。
フランソワとバッシュを救うため、メアリーはバッシュを婚約をします。
一方、王太子をはく奪されたフランソワは、メアリーの侍女ローラと一夜を共にします。

その後、フランソワの呪いが消えたことで、彼はメアリーと結婚。
(ふたりは別れるとは思ってなかったもん、ふたりが結婚するのは史実だし)
でも、ローラはフランソワの子供を身ごもってしまう。
ペストが蔓延している中、産気づいたローラに向かったフランソワ。
で、次のシーズンに続く。

アンリ2世は、野望の持ち主&女ったらし。
イングランド欲しさにメアリーまで手を出そうとはね(笑)
そのアンリは馬上槍試合で、命を落とします。↓
試合の相手はフランソワ。
そう彼が父親を暗殺したんですよね。
それは父の暴走によるフランス崩壊を食い止めるため。
病弱のイメージが強いフランソワが以外にたくましいです^^


王の運命 ★★☆

2016年12月20日DVD鑑賞


2015年、韓国映画
監督・・・・イ・ジェイク
出演・・・・ソン・ガンホ
      ユ・アイン
      ソ・ジソプ

(STORY)
1762年7月4日、朝鮮王第21代王英祖(ソン・ガンホ)は、息子の世子(ユ・アイン)を米びつに閉じ込めた。
なぜ、世子は米びつに閉じ込められたのか?悲劇の八日間が始まった。


(REVIEW)
ドラマ「イ・サン」で描かれた、正祖(イ・サン)のお父様の「思悼世子(サドセジャ)の事件」の真相を描いた作品です。
配役は英祖がソン・ガンホ、世子がユ・アイン。
事件の真相というミステリアスな話と、主役のふたりを目当てにレンタルしました。

ネタ晴らしになります。
偉大なる王は息子を王位継承者にふさわしい学問と礼法に秀でた後継者に育てようとしたが、
息子は逆に芸術と武芸を好む青年。
そんなふたりに溝が深まり、そこに世子を失脚させようとする勢力の策略が加わり、事件が起きたという話は、
歴史的事件の真相を描いたミステリアスなものかと思いきや、そうではなく、
親子の愛憎劇を描いた話です。

愛憎劇のわりにはタンタンと描いているせいか、
キャラたちに感情移入できず、見せ場がなければ、心に響くものもなし。
脚本と演出の出来悪し。
背景がわからない人には、退屈するかもしれません。
ソン・ガンホも、ユ・アインも演技がよかっただけ残念です。

Category :
該当の記事は見つかりませんでした。