ラムの映画&本ライフ

ラムの趣味である映画と本のレビューです。★5で満点、10通りに評価しています。
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クイーン・メアリー シーズン2 ★★★

2016年11~2017年1月DVD鑑賞


2014~15年、米ドラマ、全22話
メアリー・スチュアート・・・・・・アデレード・ケイン
フランソワ・・・・・・・・・・・・・・・トビー・レクボ
カトリーヌ・ド・メディシス・・・ミーガン・フォローズ

(STORY)
ペストがフランスを蔓延している中、フランソワは出産間近のローラを追って城を出た。
フランソワ不在の中、メアリーは必死に王宮を守ろうとするが・・
ペストが蔓延する中、フランソワがローラを追って城を出たところで終わった前シーズン。
さて、その後のフランスはどうなるか?


(REVIEW)
政治なんぞは二の次で、フランス王宮のゴシップネタ満載のドラマです^^;

フランス王妃メアリーとフランソワの不仲、コンデ公との不倫、
女官たちも負けずと、ケナも旦那不在の寂しさから男を渡り歩き、
グリアは娼婦の女主人に落ちぶれて、
ローラはフランソワの子を出産し、シングルマザー、
あらら、カトリーヌまで恋に走るとは^^

メアリーは周りから総スカされ、祖国を追われた女王様。
彼女の男性遍歴は祖国に帰国してからだと思っていたけど、
フランスから始まっていたのね。

女性たちに振り回されている男性たち。
いつフランソワが病気になるかとハラハラしていたら、
ああ、病気になって(命は助かったけど)
しかっし!メアリーの軽率な行動が国を亡ぼそうとまでするとは・・
フランソワの元に帰って、元のさやには収まるのはわかっていたから、
安心して観ていたけど^^:

やはりメアリーは政治家というより、恋に生きたいただの女性。
カトリーヌの「孤独に負けた。孤高も勤めよ」
女王としての務めが大事か、女性として生きるか、
数多くの女王たちのドラマを観たけど、みな孤独。
そう女王というものは孤独なもの、それに負けただよね^^;

さてカトリーヌもナルシス卿と恋に走り、
一方でナルシスはローラに惹かれる。
で、カトリーヌは、ローラに嫉妬し・・↓
いくら嫉妬に狂ったとはいえ、ナルシス卿の愛馬を食肉にするとは。
「ハンニバル」の脳のお肉を思い出してましたわ^^;
ローラの子供を殺そうとした黒幕はカトリーヌ。
国を滅ぼそうとしたメアリーの愛情もやっかいだけど、
カトリーヌがそれ以上とは、似たもの嫁姑なのね。
ラスト、メアリーを倒すべく、カトリーヌはイングランド・エリザベス女王のもとにやってきた。
今回はここで終わりだけど、どうせなら、サン・バルテルミの虐殺、メアリーの最期まで描いて下さいな

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コンビニ人間 ★★★★☆

2017年3月25日読了

村田紗耶香/文藝春秋

(STORY)
古倉恵子、36歳、独身。
大学卒業後も就職せず、コンビニでバイトしている。
彼氏いない歴36年、日々食べるのはコンビニ食、
夢の中でもレジを打ち、朝になるとコンビニの店員となる。
そんな日常を過ごしていた彼女の前に婚活目的の男性、白羽がやってきた。
第155回芥川賞受賞作。


(REVIEW)
タイトルに惹かれて手に取りました。

主人公の恵子は、一般の社会では生きにくい人間に入る、
いわゆる少数派人間。
そんな彼女はコンビニでバイトすることによって、
自分の居場所を見つけた。
でも、周りは彼女を普通ではないと言う。

勤勉、勤労、結婚、出産・・と、あたりまえと言われる人生のルールを
歩めない人もいる。
彼女にも、彼女の人生というものがある。
コンビニこそが彼女の人生そのものなのです。

そんな彼女をテンポよく描いているので、
サクサクと読むことが出来ます。
読了した後の爽快感はなんともいえません。

「普通」とは一体なんだろう?
立派な会社に勤めて幸せですか?
結婚して、子供を産んで幸せですか?
コンビニのバイトのどこが恥ずかしいの?
コンビニのサービスを素晴らしいと思ったことないのですか?

あたりまえだと価値観を押し付けている人がよっぽど悲しいのでは?
人はそれぞれの人生がある、生き方がある、
幸せの形も同じでないことを改めて感じさせてくれました。

TOO YOUUG TO DIE! 若くして死ぬ ★★★★☆

2017年3月1日DVD鑑賞
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2016年、日本映画
監督、脚本・・・宮藤官九郎
出演・・・・・・・・・長瀬智也
          神木隆之介
          尾野真千子
          森川 葵

(STORY)
修学旅行最中、バスが谷底に落ちてしまい、若くして命を落としてしまった関大介(神木隆之介)。
目覚めた場所はロックバンド赤鬼、キラーK(長瀬智也)が率いる地獄だった。大介は、大好きなクラスメイトのひろ美に告白もしてなければ、キスもしてない。彼女に会いたい一心で生き残りをかけた地獄めぐりが始まる。


(REIVEW)
監督、脚本がクドカン。クドカン作品を目当てで観ました。

本作はクドカン流地獄めぐり。
ロックに合わせて、主人公と一緒に巡る地獄は、なんともクドカンらしいというか、斬新的というか^^;
なんで、大介が地獄に落ちたかという理由は、バナナを喉に詰まらせた?つまり自殺!??
本人はそんなつもりではないのに、運命の巡り合わせか。
大介の願いはただひとつ。現世でやり残したもの、好きなクラスメイトひろ美に告白できずキスもできなかったこと。
彼女に会えるなら、どんな試練も耐えてみせる。どんとこい地獄^^
転生しても人間にはなれずの繰り返し。
地獄から人間に生まれ変われるのは、ほんのひと握り。
ましてや地獄から天界に行けたものはいない。

バス事故で生き残ったのはひとりというのは・・ネタバレになります。

ひろ美かと思ったら、クラスメイトのマツウラくんだったのね。
だったら、ひろ美は天界?そうなると現世に戻るよりはハードルが高い。

マツウラくん曰く、
クラスの中には生き残って、自力で下山した先生、生徒がいた。
その中のひとりにひろ美がいた。
よかったね、大介・・と言いたいところだけど、彼女はすでに結婚して子供がいた。
そうだよね、時差とはいえ、彼女は確実に成長しているだもの。
彼女の幸せを壊したくない大介は、天国に行く決意をする。
天国にいるキラーKの恋人と息子に、彼の歌を伝えるため。
キラーKが寝ないで作ったというわりには・・それは置いといて/^^/
ストレートな歌詞は、クドカン(作詞)らしい(爆~)

天国はどんなところかと思ったら、静かで確かに癒されるけど、
人とは交わることもない。
地獄は辛いけど、人との交わりがあって、友情も育む。
どっちがいいといえば、地獄が楽しそうでしょ^^
大介は地獄へまた行きましたよ。

で、閻魔さま@太巻き(古田さん)は、最後に彼の願いをかなえてくれる。
今ではすっかりおばあちゃんになった”ひろ美”の元に行き、
昔のふたりに戻っていく。そして、果たせなかったこと、告白&キス。

笑ってばかりいたのに、もう泣かせるだから、クドカン!

「あまちゃん」と同じく、適材く適所の配役で、うざいと思えるキャラがいない。
斬新的な発想と、退屈しないテンポで、あっという間に見てしまう。
上手いなクドカン。

自殺したら地獄に行く、人間に転生できるとは限らない。
生きているだけでも素晴らしい
など、作品の中にはクドカンのメッセージも隠されているのデス^^

現世で辛い思いをしている人たち、
辛くても自殺はダメだよ。
自殺したら地獄行きだよ。
次は人間に転生できないだから、生きているだけでも幸せなんだから。

でも、でも、地獄に落ちた者はかっこいいから落ちたというのも笑える!

もう最高!笑って、泣いて、観終わった後、爽快感を残す。
これだけ語ることができるのもクドカン作品だからこそ。
次作も、再来年の大河も楽しみにしてます!

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